心は必ず事に触れて来たる/ The mind is always in motion, inspired by things
人のこころ(心)は、もの/ことのもたらす触発への応答としてそのたびに現前する。こころとは、みなも(水面)に投ぜられた石によって生起し、時とともに消失する波紋である、と言えるかもしれない。
徒然草(1317年?~1331年?)第百五十七段 筆をとれば物書かれ
人のこころ(心)は、もの/ことのもたらす触発への応答としてそのたびに現前する。こころとは、みなも(水面)に投ぜられた石によって生起し、時とともに消失する波紋である、と言えるかもしれない。
徒然草(1317年?~1331年?)第百五十七段 筆をとれば物書かれ
前回の投稿にからんで、関 曠野の「プラトニズム」というのは、イタリアの Ficino を中心とする neoplatonismo や17C後半の Cambridge Platonists と関連があるか?、という質問をうけました。その応答を書きます。
そしてこの項目には、辞書編纂者の驚くべき補注が加えられています。若いと思っているうちにすぐに年老いてしまい、志す学問は遅々として進まない。年月は移りやすいので寸刻をおしんで勉強せよということ。
小学館日本国語大辞典、より
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ザビエル(Francisco de Xavier 1506-52)は、イベリア半島の付け根、ビスケー湾(大西洋岸)寄りのピレネー山脈沿いにあった、中世ナバラ王国のバスクの血をひく名門貴族出身です。
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表題は、今から七百年前の帝王の言である(後醍醐天皇)。一瞬「未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ」をつい想起してしまう。
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時は承久三年(1221)五月十四日、京で逼塞させられ、虎視眈々と機会を窺っていた上皇、後鳥羽院は、ついに鎌倉への反攻の挙兵に出た。翌日には、北条義時追討の宣旨・院宣を発する。
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この朝鮮半島で行われた奴隷狩り戦争の際、大嶋忠泰の主(あるじ)、島津義弘が略取してきた朝鮮人陶工たちの宛がわれた地が、苗代川である。そこに明治大帝の御世、生を享けた少年、朴茂德。彼こそが、日米開戦時および敗戦時の外務大臣、東郷茂徳その人である。
数奇な歴史のめぐり合わせと言うべきだろうか。
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「こんど、家来の角右衛門が日本へ帰るので、テルマとカクセイをお土産に届けさせた。無事に着いただろうか。そのうちコカクセイ一人は娘にやってほしい。私も戦場で十一歳の子どもを手に入れ(求め)て召し使っているが、ひどい病気もちで困っている。いずれ娘にもテルマを一人、手に入れ(求め)て贈ろう。また拾左衛門尉殿にも下女にでもできそうな子を一人、手に入れ(取り)て、次のお土産にしよう。ただ、いまは加徳カドクという島の暮らしで、食べるのがやっとだから、そのうち手の者をやって、手に入れたら(取り候わば)送りたい・・・。」
藤木久志『新版 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り 』朝日選書(2005年)、pp.62-63
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この表題は、西洋法思想史になじみのある方なら、一瞬、「自然法」のことではないか、と思われるだろう。
ところが、これは鎌倉時代の武士の法意識をあらわしたものなのだ。
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素晴しいアニメーション。とにかく美しい。緻密な絵柄も美しいし、動きも滑らかかつ繊細。音楽もイスラム風とヨーロッパ風が混交して心地よい。
この日本語吹き替え版がまたよい。特に、クラプー(香川照之)の、イスラム世界を毒づきながら、それでもなおこの地を愛してるダメ西欧人が秀逸。また、その天才ぶりを包み込む天真爛漫なシャムスサバ姫(岩崎響)が愛らしい。
絵のタッチが、私の遠い記憶の中にある、東映動画「安寿と厨子王丸」(1961年)を思い起こさせる。いま、「安寿と厨子王丸」の製作会社の解説を読むと、全編動く大和絵だという。だとすると、このイスラムのミニチュアール(細密画)を意識しているであろうフランス映画と、その絵画性において同調していることも頷ける。
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