思想史

2020年9月24日 (木)

漱石に息づく《朱子学》/ Cheng-Zhu living in Soseki

 夏目漱石(1867/慶応三年-1916/大正五年)は、よく言えばかなり内省的、悪しざまに言えばクヨクヨ、グチグチ考える質たちです。その面が fiction で発揮されると、私などは「もう勘弁!」となるのですが、essay になると俄然、そこが光ります。

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2020年9月 2日 (水)

関口すみ子『御一新とジェンダー』2005年東京大学出版会〔1〕

関口氏とウォルソール氏がそれぞれに「告発」していることは、近代社会こそが女性を抑圧する制度を作りだしていたにもかかわらず、それ以前の社会と比較すれば良いはずだという文明開化=進歩観に基づく「常識」によって、それを「隠蔽」してきたということであり、その「常識」が(おもに男性たちによって)現在にいたるまで踏襲されてきたということである。〔本記事後段の、澤井啓一氏書評より〕

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2020年8月31日 (月)

ドイツ人、カトリック、神秘主義

この三題噺に関連して興味深いエピソードが二つあります。

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関 曠野が言うところのプラトニズムとはなにか?

 前回の投稿にからんで、関 曠野の「プラトニズム」というのは、イタリアの Ficino を中心とする neoplatonismo や17C後半の Cambridge Platonists と関連があるか?、という質問をうけました。その応答を書きます。

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2020年8月29日 (土)

Seki Hirono, Plato and Capitalism (1982), summarized by the author (1996)

Seki Hirono, "Plato and Capitalism," Revised 1996, Hokuto Publishing, pp.429-32, "Postscript to Revised New Edition"
Translated by Google site

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関 曠野『プラトンと資本主義』(1982)の、著者自身による要約(1996)

関 曠野『プラトンと資本主義』1996年改訂新版/北斗出版、pp.429-32「改訂新版へのあとがき」より引用

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2020年4月24日 (金)

「進歩教」の「楽園」、すなわち「未来」/The future as an imitation of the Paradise

 20世紀の新儒家・梁漱溟(Liang Shuming)は、仏教徒として青少年期を過し、成人になってから士大夫御用達の儒家に開眼した人物ですが、彼は「仏家は生きるのが苦しい苦しいといい、儒家は生きるのが楽しい楽しいという」点が最も違う、と述べています。

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2020年3月 5日 (木)

ベルグソンとプラグマティズム(Bergson and Pragmatism)

 なにか御大層な表題ですが、一つ気付いたことがあるのでその備忘録です。

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2019年11月14日 (木)

コール(G.D.H.Cole)への、ある回想

 言葉は、人から発せられますが、一旦発せられると、当の人物とは別の運命を辿ります。以下はその一例。

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2019年11月12日 (火)

新明正道『社会學史槪説』1954年岩波書店

 最近、復刊を知り、amazonに下記のレビューを投じました。御参照頂ければ幸いです。

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