米国

2024年6月 2日 (日)

対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案(昭和十六年十一月十五日/大本営政府連絡会議決定)/Japan's Plan to Promote the End of the War against the U.S., Britain, the Netherlands, and Chiang Kai-shek 〔November 15, 1941〕

以下は、大日本帝国が昭和16(1941)年12月8日の約1か月前に決定した開戦にあたっての基本的な国家戦略です。とりあえず、原文を新漢字・かな遣いで書き直して、全文掲載しておきます。

※原本PDF(国立公文書館) 24、対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案 昭和16年11月15日

大日本帝国およびその政軍の指導者たちが西欧世界に正面切って軍事的に挑戦しようとしたとき、何を考えて(or 考えずに)始めたか、の歴史的証拠の一つです。私たち21世紀に生きる日本人が自らと今後を考えるための資源となれば幸いです。

 

「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」 昭和十六年十一月十五日 大本営政府連絡会議決定

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2024年4月14日 (日)

「戦後神話」:なぜ昭和日本人は米国好きか?/ The Postwar Myth: Why do Showa Japanese Love the U.S.?

最近、以下のような質問を異国系の日本人の方から質問されました。

Q.
「岸田首相の訪米演説は本当に恥ずかしいと感じます。アメリカの走狗であってもそこまでかというぐらいに恥ずかしいです。最近オッペンハイマーの映画を見ましたが、日本の普通の人たちは、本当に被害者意識があるのでしょうか? 被爆されて死んだ人達は今、日本の対米態度を見てどう思うのでしょう。」

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2023年9月18日 (月)

戦後日本の食料自給率なぜ低下したか?/ Why did Japan's food self-sufficiency rate decline after World War II?

なかなか気になる新聞記事がありました。下記。

農家が8割減る日 主食はイモ、国産ホウレンソウ消滅? - 日本経済新聞(

記者自ら、コメ主食から、農水省推奨の代替主食イモで、献立し試食したところ、三日目の昼食にはギブアップしたとのこと。記事中で、半世紀後、国内農作物は下記の事態を迎えると予想されています。

上記、日経記事より。

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2022年5月 8日 (日)

Seki Hirono and Feminism (2)

 This article is a continuation of (1). This second part will be a review of the following book.

Dolores Hayden, The Great Domestic Revolution: A History of Feminist Designs for American Homes, Neighborhoods, and Cities, 1981, The MIT Press, Cambridge, Massachusetts and London, England

This review was written as a Japanese review of the following Japanese translation of the book.
The English translation of Seki's Japanese text was provided by DeepL.

ドロレス・ハイデン『家事大革命 アメリカの住宅、近隣、都市におけるフェミニスト・デザインの歴史』1985年12月、勁草書房刊、東京


 


The following words are found in p.vii of this book. I reproduce them here because they are interesting.

Away with your man-visions! Women propose to riject them all, and begin to dream  dreams for themselves.
Susan B Anthony, 1871

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関 曠野とフェミニズム(2)

 (1)の続きです。この第二弾は、下記の本の書評となります。

ドロレス・ハイデン『家事大革命 アメリカの住宅、近隣、都市におけるフェミニスト・デザインの歴史』1985年12月、勁草書房刊、東京

なお、本書は下記の邦訳となります。

Dolores Hayden, The Great Domestic Revolution: A History of Feminist Designs for American Homes, Neighborhoods, and Cities, 1981, The MIT Press, Cambridge, Massachusetts and London, England


 


本書、vii に、下記の言葉が掲げられています。ちょっと面白いので転載しておきます。

Away with your man-visions! Women propose to riject them all, and begin to dream  dreams for themselves.
    Susan B Anthony, 1871
(あなた方が持っている男の夢は捨て去りましょう!
  女たちはそれらをすべて拒否し、自分自身のために夢を見ることを始めようではありませんか、スーザン・B・アンソニー、1871年)

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2022年4月29日 (金)

【ロシア・米英戦争】としての、《ロシア・ウクライナ紛争》

 弊ブログ最新記事にコメントを頂いております。私の応答に関して、広く閲覧して頂き、ご批判を浴びたいと思いましたので、コメントへの応答ではなく、弊記事とさせて頂きました。下記です。

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2022年4月28日 (木)

ライア・グリーンフェルド(Liah Greenfeld)"ナショナリズム三部作”

下記は、amazonでの紹介/要約をただ転載したものです。それだけでも、かなり面白い内容だとわかります。本邦未訳です。翻訳が大好きな日本人学者たちはどうしたのでしょうか? (※すべて、DeepLによる機械翻訳です)

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Liah Greenfeld's "Trilogy of Nationalism"

 The following is just a reprint of the introduction/summary on amazon. It is quite interesting (shocking?), even by itself. It is not translated into Japanese. What happened to the Japanese scholars who love translations?

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2021年12月31日 (金)

2022年はインフレ元年:コストインフレの半世紀へ/ 2022: The First Year of Inflation: Toward a Half Century of Cost Inflation

 2022年は、ドネラ・メドウズ(Donella H. Meadows)を主査としてローマ・クラブ・レボート『成長の限界 The Limits to Growth 』が1972年に発表されてからちょうど50周年です。50年後の眼から見ても、驚くべきことにこの報告内容はほぼ正確だった、と言えるようです。下記はその内容を象徴する有名なシミュレーションモデル図です。
〔出典は、電力自由化Q&A :「電気を選ぶ」ってどういうこと? | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ

Limit-of-growth-graph

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2021年7月19日 (月)

トクヴィル余滴

 前回の投稿で、トクヴィルに改めて食指が動きました。

 ただ何分にも、邦訳4分冊という代物ですので、一気に読むと言う訳には参りません。ところどころ、『アメリカのデモクラシー』の世界をブラウジングしましたら、興味深い記述にぶつかりました。下記です。

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