幕末・明治維新

2017年5月27日 (土)

入り婿はきかずに抜いて叱られる

 表題は、『誹風末摘花』からのもので、これは徳川十八世紀後半から十九世紀初めに成立した四巻のエロ狂句集である。

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2017年5月 7日 (日)

テロリズムのエートス

以下、国史大辞典(吉川弘文館)の「原市之進」の項にこうある。

「文久元年(一八六一)五月東禅寺事件が起って幕府の攘夷派への圧力が強まると、大橋訥庵らとともに老中安藤信正の要撃を謀議した。」

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2017年5月 5日 (金)

幕末維新最大の謎

戦前日本の国家神学と言えるものは、《水戸学》である。戦前の日本人をその一言で黙らせた《国体》というマジックワードも、会沢正志斎『新論』が発明したものだ。したがって、私たちは一つ謎に逢着する。

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明治維新批判本の盛況と日本史家の反応

『週刊エコノミスト』2017年5月9日号の書評欄(P.66)に、中世史家今谷明氏が下記の寄稿をされている。

書評 歴史書の棚 「維新批判の著作ブームに 問われる歴史学者の役割」 今谷明

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2017年2月28日 (火)

関良基『赤松小三郎ともう一つの明治維新』作品社(2016年)

一書を全編書き下ろすことは、尋常ではない精力を必要とするだろう。著者は森林生態政策学者である。つまり、本書の内容は著者の専門の畑と異なり、その要求されるエネルギーも倍加する。

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2016年6月28日 (火)

歴史における事実と意見

中学歴史教科書で最も優れているのは東京書籍だと思うが、今年改訂された版の P.114に、「さまざまな身分と暮らし」という節がある。そこに我々も耳タコの「士農工商」の記述がある。

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2015年7月 9日 (木)

明治の立身出世主義の起源について(5)

この「立身出世主義」の議論に関して、ブログ主が最も影響を受けたのは、下記の関曠野の卓抜なエッセイからである。他ブログでご教示頂き、そういえばと思い出したので、本ブログに再掲しておく。諸氏もぜひご一読を。

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2015年6月18日 (木)

明治の立身出世主義の起源について(3)

「成功哲学」。この言葉に最もしっくりくる国民は日本人以外では誰か。

無論、米国人である。故国イギリスの宗教的迫害を逃れ、「新世界」を求めたピルグリム・ファーザーズ。そこに身分制を含む旧世界文明を清算し、「現代のローマ帝国」を建設しようとした建国の父たち。

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2013年4月 9日 (火)

赤松小三郎「御改正之一二端奉申上候口上書」

 先の記事のコメント欄で教えて戴き久しぶりに、

国立国会図書館近代デジタルライブラリー

を覗いてみた。改めて、「続再夢紀事」を当ってみると、赤松小三郎の記述が確認できた。其の部分をPDFファイル化したので、史料として貼り付けておくことにする。

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2013年3月25日 (月)

Marx と Weber の日本的受容

 最近、柄谷行人が下記のような書評を出した、と知人からご教示頂いた。

書評:マックス・ウェーバーの日本 [著]ヴォルフガング・シュヴェントカー - 柄谷行人(哲学者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

 柄谷は、《ウェーバーが日本で広く読まれたのは、Marx を補強するものとして Weber を受容した強力な思想家たちがいたからであって、「ウェーバー研究者」のおかげではない》と概略述べている。この評言は妥当だろうか。
 それを検討するために、材料として下記のような年表を作ってみた。私の感想は近日中に(2)のかたちで公表する予定。

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