ネオコン(Neocon)

2016年11月16日 (水)

Schmitt, Voegelin & Strauss

関曠野の六月に出た本の、弊ブログでの書評が前編で頓挫して二ヶ月過ぎてしまった。論点は定まっている。関曠野と梅棹忠夫という、思想的に全く異質な二人の論者の、異なるアプローチによる帰結が一致していることだ。

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2008年1月25日 (金)

未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ(2)

 一年ほど前、以下の記事を書いた。

未来を予言する最良の方法は、未来を作ってしまうことだ

 この点について参考になる章句があったので、備忘として記しておく。

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2007年12月 4日 (火)

Himmelfarb vs. Skocpol

 少なくとも、米国東部における政治言説の先鋭な対立は、この二人を機軸にして回転しているように思う。ま、勘だけど。いろいろ調べたいが時間がない。

Gertrude Himmelfarb

Theda Skocpol

* Himmelfarb については下記参照。

橋本努『帝国の条件』弘文堂(2007年)

** Skocpol については下記参照。

シーダ・スコッチポル『失われた民主主義』慶應義塾大学出版会(2007年)

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2007年9月30日 (日)

宇宙をかき混ぜちゃえ

T. S. Eliot
The Love Song of J. Alfred Prufrock、より

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
おれはもう何でも全部知っちゃったのだ、何でも全部。
夕暮れだって、朝だって、午後だって全部知っちゃったのだ、
コーヒーの匙で、おれはおれの一生を測ってしまった。
              大岡信 『詩への架橋』岩波新書(1977年)、p.202

For I have known them all already, known them all--
Have known the evenings, mornings, afternoons,
I have measured out my life with coffee spoons;
 (原文、49-51行)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 これを、大岡は「威勢のいい絶望」(同上、p.202)と評している。至言というべし。

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2007年9月24日 (月)

イラク・シリア国境、2007年9月6日、木曜日、午前0時6分

Baghdad Burning

「・・・。

シリア国境もほとんど同じくらい混雑していたが、ずっとリラックスした雰囲気だった。人々は車の外に出てストレッチしていた。お互いに気づいて手を振ったり、悲惨な話や噂話を車の窓越しにやりとりしている人もいた。なにより重要なのは、私たちはみんな平等だということだった。スンニもシーアも、アラブ人もクルド人も・・・シリア国境要員の前では私たちはみな平等だった。

私たちはだれもが難民だった―金持ちも貧乏人も。難民はみな同じように見えた。どの顔にも独特の表情があった。悲しみの混ざった、不安を帯びた安堵の表情。どの顔もほとんど同じように見えた。

国境を越えてから数分の間、心は極限に達した。安堵と悲しみがいちどきにどっと押し寄せて私を圧倒した・・・たった数キロ、たぶん20分くらい離れただけで、こんなにもはっきりと生と死が分かれるとは。

だれひとり見ることも触れることもできない国境が、車両爆弾や民兵や殺し屋集団と・・・平和と安全の間に横たわっているなんて。今も信じるのがむずかしい。ここでこの文を書きながら、どうして爆発音が聞こえてこないのかしらとふと思ってしまう。

飛行機が頭上を通過する時に窓がガタガタいわないのが不思議だ。黒装束の武装集団が今にもドアを破って入ってきて私たちの命を奪うのではという思いからなんとか抜け出そうとしているところだ。道路封鎖や早期警戒機[レーダーを取り付けた軍用機]やムクタダの肖像画などなどがない街路に目を慣らそうとしている。

車でほんのちょっと行った先には 、こういったものすべてがあるというのに。

午前0時6分 リバー

(翻訳:いとうみよし) 」

*参照
バグダード、2007年4月26日、午後5時03分、木曜日

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2007年5月27日 (日)

バグダード、2007年4月26日、午後5時03分、木曜日

Baghdad Burning

「もちろん、その壁は誰をも保護などしない。 私は時々、ヨーロッパで強制収容所が始まる時もこんなだったのではないかと思う。ナチ政府はおそらくこう言っただろう「いいかい、私たちはこの小さな壁でユダヤ人たちを保護しようとしているだけなんだよ。これで、誰もこの特別地域に入って彼らに危害を加えることはできなくなるだろう!」と。 しかし、それはまた、そこから出られなくなるということでもある。」

「壁が崩壊する前のベルリンや現在のパレスチナのように、今こそアメリカにとっては、物理的に分割して征服する時になった。このようにして、彼らは、「シーア派地区」からスンニ派を、「スンニ派地区」からシーア派を追い出し続けることができるというわけだ。 」

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2007年4月15日 (日)

「タミフル」は何に効くか(4/29リンク追加)

 昨日の我がblog記事作成過程で、幾つか知ったことがあるので忘れないうちに記事化しておく。

1)Wikipedia関連

①「1996年にギリアド・サイエンシズ社(1997年から2001年まで元アメリカ合衆国国防長官のドナルド・ラムズフェルド氏会長を務めた)が開発、スイスのロシュ社がライセンス供与を受け製造、販売を行っている。日本においては2000年に厚生労働省が承認、2001年2月に保険適用承認後中外製薬が日本の代理店となり、タミフルカプセル75とタミフルドライシロップ3%として販売されている。 」
オセルタミビル(商品名「タミフル (Tamiflu)」)、より

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2007年1月22日 (月)

米国のいう《自由と民主主義》とは、人を裁判もなしに拘束し、拷問にかけることである

 昨日、18:10から放送してた「NHK海外ネットワーク 裁判なしに無期限拘束・米のテロ容疑者収容所・高まる批判」をたまたま見た。

 むむ、なんという・・・。《自由と民主主義を守るため》が聞いてあきれる。

 以前から話には知っていたが、これでは、かつてのわが大日本帝国や、《自由民主党》政府の下の、法務省(Ministry of Justice、正義省!?)・入国管理局の外国人取り扱い、軍事独裁政権下の人権抑圧、と同じじゃないか。ま、コイズミやアベなら、「よくやってくれているなァ。」と、わが事のように深く頷くだろうが。

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2007年1月15日 (月)

史上最狂国家・米国の言動が「美しい国」日本の実質的憲法である

 従って、どれほど対外的に強面(こわもて)ぶっても、ブッシュから早く中国に行ったほうがいいよと示唆されれば、内心嫌でも「は、はぁ」と、安倍内閣誕生後初の外国訪問先が中国になるし、米国政府がインドの核保有を認めれば、ホイホイと「美しい日本国」安倍内閣も、認めるわけである。

 こういう手合いを、中国語で「走狗 zougou」と言い、中国人が最も忌み嫌う罵詈雑言だ。権力者にペコペコする御仁は、普通の感覚では、「見苦しい、醜悪な」といったりするから、これでは、安倍内閣の主要仮想敵国、中国からだって、敵にも値しないと思われることだろう。

 NPT体制にもともと矛盾(=原罪?)があったとはいえ、それに眼をつぶり、その体制をタテマエとして大きな外交方針としてきのは、日本政府である。それを鶴の一声で変え、恬として恥じないのであれば、「核保有国」朝鮮人民民主主義共和国に、何を言っても説得力ないだろう。下記↓参照。

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2006年11月28日 (火)

内戦の開始、イラク

 イラクは、内戦という分水嶺の向こう側へ勢いよく転がりだしてしまった。↓

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シーア派民兵、報復開始 イラク、内戦転落の恐れ
 【カイロ25日共同】イラクの首都バグダッドで24日、イスラム教シーア派の反米指導者サドル師が率いる民兵組織「マハディ軍」とみられる勢力が、スンニ派住民6人に灯油をかけて焼き殺したほか、スンニ派のモスク(礼拝所)などを焼き打ちし、少なくとも計約30人以上が死亡した。AP通信などが報じた。23日にシーア派住民ら200人以上が死亡した、過去最悪の規模の連続テロに対する報復が広がり始めたもようだ。

 宗派対立による治安の混迷がさらに深まり、事実上の内戦に転落する恐れが強まった。カジ国連事務総長特別代表は「統制の利かない暴力の応酬によって、イラクの社会構造や将来の平和への期待が脅かされている」と警告した。

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