和辻哲郎のデジタル復刻第一号
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和辻哲郎は、学生時代(東京帝国大学文科大学哲学科在学中)、劇作家ジョージ・バーナード・ショーに、一時入れ込んだ時期があるようです。後年、自分の著作の冒頭に、ショーの喜劇のさわりを引いています。英国風の激辛ユーモアが炸裂していて、これが非常に面白い。ご参考までに記事としておきます。
ジョージ・バーナード・ショー作「運命の人」1895年作(原文はグーテンベルクから)
翻訳(部分訳)和辻哲郎(いま私がデジタル翻刻していますので、ネタバレは少しお待ちを)
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以下は、
〔原題〕Bellah, R. (1965). Japan's Cultural Identity: Some
Reflections on the Work of Watsuji Tetsuro. The Journal of Asian
Studies, 24(4), 573-594. doi:10.2307/2051106
〔邦題〕 R.N.ベラー(勝部真長訳)「和辻哲郎論」
所収 湯浅泰雄編『人と思想 和辻哲郎』三一書房1973年、pp.69-106
という、先年物故した著名な米国人社会学者ロバート・ベラーの、和辻哲郎を論じたとても面白い論文の感想です。
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表題は意図的に書いてみました。というのも、《お墓》なら、古墳、とりわけ大王あるいは天皇クラスとみなされる全長数百メートルに及ぶ巨大な前方後円墳で、被葬者がいま一つわからん、なんてことが起きる訳がない、と思うのですね。
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『週刊エコノミスト』2017年5月9日号の書評欄(P.66)に、中世史家今谷明氏が下記の寄稿をされている。
書評 歴史書の棚 「維新批判の著作ブームに 問われる歴史学者の役割」今谷明
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・・西田も和辻も、抽象的な意味での「個人」にとらわれた考え方から脱却している点では共通しているが、その中でも、社会的存在として活動している時の、 内面的な心のあり方に焦点を置いたのが、西田の哲学であり、これに対していわば客観的に、人々の社会的な行動の様式の方に関心を向けたとき、和辻の思想となった、といえよう。
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「他人の考えるところと充分に対決しながら、自分自ら考えてゆくことである」
(深作守文「和辻先生を想う」『理想』三三七号)
さすが、和辻先生。感服致しました。「日本の Weber 」と評しても可なり、か。
m(_ _)m
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鎌倉は山と海でできている。頼朝が己の根城としたのも頷ける天然の要害だ。その堅く引き締まった一帯の合間を縫って、うねうねと鎌倉街道が走る。
東慶寺への入り口は、その鎌倉街道に向けて、ひっそりと佇んでいた。近所の円覚寺や建長寺のように大伽藍があるわけでもなく、至って質素で見過ごしやすい。
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さて、掃苔録とはなにか。大辞林 第二版(三省堂)によれば、
そうたい さう― 【掃苔】
〔墓石の苔(こけ)を掃き清める意〕墓参り。特に、盂蘭盆(うらぼん)の墓参をいう。墓掃除。[季]秋。
つまり、文人墨客など、知名人の墓めぐりである。
私が訪れたのは、北鎌倉、東慶寺。詳細はこのリンクを辿って戴きたい。私が実際に確認できたのは、以下である。
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