三島由紀夫

2020年5月10日 (日)

「理性の酩酊」

 僕は、高校生以来、幾度となく三島由紀夫『文章読本』1959年(中公文庫1995年)を読み返してきた。時折、何かの拍子に、脳裏を過(よぎ)るのは、「理性の酩酊」という、三島の泉鏡花評だ。

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国語として、あるいは政治としての「文学」/ Literature as a national language or politics

 昔、三島由紀夫が小説とは「理性の酩酊」だと書いていました。

三島由紀夫『文章読本』1959年(中公文庫1995年、p.57)の泉鏡花評。カテゴリー「三島由紀夫: 本に溺れたい」をご参照。

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2020年3月 3日 (火)

2020年はどんな年か?

 すでに2020年も桃の節句となっていて、戦後日本人が初体験となる疫病との対峙中という時勢に、「今さら何を寝ぼけたことを」と、思われてしまいそうです。それでも、今、気づいてしまったので、とりあえず備忘録として残します。

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2019年12月31日 (火)

夏目漱石『こころ』1914年岩波書店

 ふとした気まぐれで、漱石の『こころ』を読みました。恥ずかしながら、初めての『こころ』体験です。

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2019年11月11日 (月)

岡義武『山県有朋 明治日本の象徴 』2019年岩波文庫

 近時、文庫化されましたので、レビューをamazonに投稿しました。ご参照頂ければ幸甚です。

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2018年7月20日 (金)

言葉の織物(A Textile of Language)〔2〕

前回からの続き。

 私は、ヨハネ福音書の、少なくとも冒頭部の、「初めに言があった。」は真実を穿っているのではないかと考えています。

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2018年7月12日 (木)

言葉の織物(A Textile of Language)

 三島由紀夫は、小説の世界をこう語ります。

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2018年6月25日 (月)

三島由紀夫が誘(いざな)う、小説の楽しみ方

小説はそのなかで自動車でドライヴするとき、テーマの展開と筋の展開の軌跡にすぎません。しかし歩いていくとき、これらは言葉の織物であることをはっきり露呈します。つまり、生垣と見えたもの、遠くの山と見えたもの、花の咲いた崖と見えたものは、ただの景色ではなくて、実は全部一つ一つ言葉で織られているものだったのがわかるのであります。昔の人はその織模様を楽しみました。小説家は織物の美しさで人を喜ばすことを、自分の職人的喜びとしました。

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2016年11月18日 (金)

映像歳時記 鳥居をくぐり抜けて風(2016年)

本日、久方ぶりに映画館(ユジク阿佐ヶ谷)で映画を見た。

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2013年7月16日 (火)

小説第一の美女は誰?

これはごく易しい質問です。文章における小説第一の美人とは、もしあなたが小説を書いて「彼女は古今東西の小説のなかに現れた女性のなかで第一の美人で
あった」と書けば、それが第一の美人になるのです。言語のこのような抽象的性質によって、小説中の美人の本質が規定されます。これが劇や映画と小説との本質的ちがいであります。

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