三島由紀夫

2019年11月11日 (月)

岡義武『山県有朋 明治日本の象徴 』2019年岩波文庫

 近時、文庫化されましたので、レビューをamazonに投稿しました。ご参照頂ければ幸甚です。

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2018年7月20日 (金)

言葉の織物(A Textile of Language)〔2〕

前回からの続き。

 私は、ヨハネ福音書の、少なくとも冒頭部の、「初めに言があった。」は真実を穿っているのではないかと考えています。

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2018年7月12日 (木)

言葉の織物(A Textile of Language)

 三島由紀夫は、小説の世界をこう語ります。

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2018年6月25日 (月)

三島由紀夫が誘(いざな)う、小説の楽しみ方

小説はそのなかで自動車でドライヴするとき、テーマの展開と筋の展開の軌跡にすぎません。しかし歩いていくとき、これらは言葉の織物であることをはっきり露呈します。つまり、生垣と見えたもの、遠くの山と見えたもの、花の咲いた崖と見えたものは、ただの景色ではなくて、実は全部一つ一つ言葉で織られているものだったのがわかるのであります。昔の人はその織模様を楽しみました。小説家は織物の美しさで人を喜ばすことを、自分の職人的喜びとしました。

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2016年11月18日 (金)

映像歳時記 鳥居をくぐり抜けて風(2016年)

本日、久方ぶりに映画館(ユジク阿佐ヶ谷)で映画を見た。

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2013年7月16日 (火)

小説第一の美女は誰?

これはごく易しい質問です。文章における小説第一の美人とは、もしあなたが小説を書いて「彼女は古今東西の小説のなかに現れた女性のなかで第一の美人で あった」と書けば、それが第一の美人になるのです。言語のこのような抽象的性質によって、小説中の美人の本質が規定されます。これが劇や映画と小説との本質的ちがいであります。

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2010年3月19日 (金)

三島由紀夫『潮騒』(1954年)〔結語〕

 かつて網野善彦は、列島の歴史上、1960年を境に大きく社会の構造が変わってしまった、と発言した。それはすなわち高度成長という現象が、この列島のうえに生を営む社会を変えてしまったことを意味している。

 この『潮騒』はその徳川期から続くような、向こう側の歴史に連続する最後の局面を切り取った小説と言えなくもない。それだからこそ、今から見れば余計に民俗学的な叙述が目を引く結果ともなるのだろうと思う。

 「戦後」まもなく、朝鮮戦争をきっかけとするマッカーサーによる日本の再軍備が、「逆コース」として激しく非難された。つまり、戦前への道である。

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2010年3月18日 (木)

三島由紀夫『潮騒』(1954年)〔承前〕

 今回読み直してみて面白かったことは二つある。

 一つは、新治とのことが変な形で父親に露見してしまい会えなくなった初江が、手紙を新治の漁船の親方に預けたとき、海の上で新治が読み終えた後、その親方が初江の手紙を音読する場面。

 これは、かつてある世代以上の人々は、実は文字を黙読する習慣なぞ持っておらず、音読する習慣をもっていたことを如実に表している。

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2010年3月15日 (月)

三島由紀夫『潮騒』(1954年)

 三島の『潮騒』を初めて読んだのは、小学校の高学年か(小学六年生?)。

 今は亡き父が出版社に予約をしてくれた、小学館カラー版少年少女世界の文学、という全集ものの中に、日本編というのがあり、その日本5だとかいう巻に収録されていたと思う。このシリーズはカラー版と銘打つだけに、水彩画タッチの上品な絵が挿入されていた。

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2007年1月12日 (金)

《文章密度反比例の法則》

「文章の不思議は、大急ぎで書かれた文章がかならずしもスピードを感じさせず、非常にスピーディな文章と見えるものが、実は苦心惨憺の末に長い時間かけて作られたものであることであります。問題は密度とスピードの関係であります。文章を早く書けば密度は粗くなり、読む側から言えばその文章のスピードは落ちて見えます。ゆっくり書けば当然文章は圧縮され、読む側から言えば文章のスピードが強く感じられます。」
 三島由紀夫『文章読本』中公文庫(2005年改版8刷) 、p.187、第八章「文章の実際-結語」、より

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