山県有朋

2007年6月 8日 (金)

賞典禄、あるいは「革命家」のボーナス(2)

 下表は引用の秦氏の表を少し組み替えたもの。意外なことに、この組み換え後の表から、ある種の規則性が伺われる。左上から右下へ、斜めの序列があり そうだ。ま、褒賞なので、不平が出ないように、何らかのルールがないと当然まずいのかもしれないが。この件、要検討とする。

出典 『明治史要』付表、東京大学出版会(1966年)
ただし、秦 郁彦『統帥権と帝国陸海軍の時代』平凡社選書(2006年)、p.104より孫引き

〔参照〕
賞典禄、あるいは「革命家」のボーナス(1)

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2007年3月23日 (金)

岡義武『山県有朋 -明治日本の象徴-』岩波新書1958(2)

 名著の誉れ高い本書が一昨年に復刊された(2005年)ことは、天下の読書子に朗報であり、まだ品切れでないことはさらに天恵と言ってもよかろう。新書の品切れ中、『岡義武著作集』第五巻(岩波書店1993年)として、単行本の形で復刊はされていた。ただ、なにしろ定価六千円である。あまり気軽に買える代物ではなかった。その単行本も今は品切れ。廉価に入手できることを愛書家とともに祝おう。

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2005年8月14日 (日)

岡義武『山県有朋 -明治日本の象徴-』岩波新書1958(1)

山県有朋―明治日本の象徴

 この書を読んで印象深いことは二つ。

  一つが、政治的決定における統一性の無さ。元老、陸海軍、衆議院、貴族院、各国務大臣、総理大臣、等が入り乱れて、「力」の群雄割拠であり、決定の時期、問題の性質における各勢力のバランスの応じて、成り行きで、決定事項が結果的に出てくる。

 最終的な決定権者が見当たらず、決定結果に対して誰が最終責任を負うのか不明。これは丸山真男のいう「無限責任の無責任」という類のことではなく て、近代主権国家として政治的意思統一ができないという非常に単純で恐ろしい状況と言える。

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2005年7月30日 (土)

賞典禄、あるいは「革命家」のボーナス(1)

 西郷隆盛2000石(5億4千万円)、木戸孝允1800石(4億8千6百万円)、大村益次郎1500石(4億5百万円)、山県有朋600石(1億6千2百万円)*。

 これは、新政府が維新への貢献度に応じて行った論功行賞のボーナスである、賞典禄の支給額の一例。一石=27万円で換算**。「革命家」は一度やったら止められませんな。

*岡 義武 『山県有朋』 岩波新書 1958年、より

**磯田道史『武士の家計簿』新潮新書(2003年)、より。

〔参照〕
賞典禄、あるいは「革命家」のボーナス(2)

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