Isaiah Berlin

2020年4月13日 (月)

イザイア・バーリン(Izaiah Berlin)の歴史哲学と私の立場

 バーリンは20世紀の最も重要な政治哲学者の一人です。彼はロシア帝国領下のユダヤ系バルト人として生を享け、ロシア革命の時に家族と共にイングランドに逃れました。多感な少年期に複雑な政治的事情に翻弄されるという人生経験を経て、結果的に後の慎重で、抑制のきいた、深い人間洞察に基づく政治哲学を形成します。

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2020年3月25日 (水)

歴史の必然 Historical Inevitability (2)

 Isaiah Berlin は、現在のバルト三国の一つ、ラトビアの首都リガ(当時はロシア帝国領)で、裕福なユダヤ系(他にロシア系、ドイツ系も混じる)材木商に長男として生まれました。8歳でロシア革命に遭遇し、母親とともにロンドンに逃れます。おそらくロシア語とドイツ語のバイリンガルで、ヘブライ語が宗教用の第二母語でした。

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2017年1月 1日 (日)

12年目のつぶやき

弊ブログも悦ばしい(?)ことに12年目を迎えた。

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2015年7月21日 (火)

「個人の自由とデモクラシーによる統治とのあいだにはなにも必然的な連関があるわけではない」

〔問〕「個人の自由とデモクラシーによる統治とのあいだにはなにも必然的な関連があるわけではない」というI・バーリンの主張について次の4つの語句を用いて論じなさい。
【積極的自由、消極的自由、代表制デモクラシー、リベラリズム】

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2014年1月 3日 (金)

決定論と善悪の彼岸(Determinism and "Jenseits von Gut und Böse")

 人間がいずれ死んでしまうものであることは誰の眼にも明白だ。また、人がその限られた生の中で人生に複数の選択可能性を持つことも否定できない。

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2014年1月 2日 (木)

不可抗力なものとは・・・ 'The irresistible is'

ブランダイス判事はこういったといわれる、「不可抗力なものとは、しばしば、抵抗されなかったものに過ぎない。」
アイザィア・バーリン『自由論』みすず書房
(1971年)、P.293

'The irresistible', Mr. Justice Brandeis is said to have remarked, 'is often only that which is not resisted.'
ISAIAH BERLIN, FOUR ESSAYS ON LIBERTY, 1982, Oxford, P.116

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2010年9月30日 (木)

歴史の必然 Historical Inevitability*

 某帝国大学教授の社会学者が「グローバリゼーションは歴史の趨勢であり、甘受すべき運命だ」と曰(のたま)われた旨を、某MLにて小耳に挟んだ。

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2007年12月30日 (日)

A Letter from Sir Isaiah Berlin

HEADINGTON HOUSE
OLD HIGH STREET, HEADINGTON
OXFORD, OX3 9HU

30 April 1992

Dear Mr. *******

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2007年11月 1日 (木)

失敗からしか学びは得られない

アイザイア・バーリン『自由論』みすず書房(1990)、p.450
「人間を他の自然物と区別するのは理性的思考でも自然に対する支配でもなくて、選択し実験する自由である」

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2007年6月30日 (土)

蘇るレーニン(2)

(1)より続く。

****************
私は1915年に、両親とともにリガからペトログラードに移りました。そして一家は、1919年にペトログラードを出発したのです。ペトログラードでは、八歳で二つのロシア革命を目撃しました。第一革命のことは、非常にはっきりと覚えています。街頭には集会があり、旗があり、群集がいました。熱狂と、ルヴォフ新内閣の顔触れをのせたポスター、憲法制定議会選挙のために二十以上の政党が宣伝活動をやっていました。戦争については、私の家族が暮らしていた交際範囲の中では、あまり話題になりませんでした。ユダヤ人は、あの自由主義革命を大歓迎していました。自由主義的ブルジョアジーもそうでした。しかし、それは長くは続きません。ボルシェヴィキ革命は十一月に起こりました。われわれ - 私の一家とその友人たち - は、その革命が起こったことをほとんど知りませんでした。最初の徴候は、ボルシェヴィキの権力奪取に反対するゼネ・ストでした。

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