Katherine Mansfield

2013年7月 7日 (日)

マンスフィールド記念館

 ついぞ無知で、福島県に閨秀作家Katherine Mansfieldの記念館、「マンスフィールド記念館」なるものがあることを今の今知りました。とても瀟洒な建物ですね。下記。

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2011年12月27日 (火)

阿部 昭『短編小説礼讃』(岩波新書1986)承前

 この1週間、なぜか下記の記事のアクセスが急増した。

阿部 昭『短編小説礼讃』(岩波新書1986)

 恐らく、テレビ番組がらみだろうと思っていたら、図星。下記がそれ。

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2006年9月 5日 (火)

少女Ⅱ

ヘンリーは、そのちょっとした動作も心にとめて、彼女を見つづけました。彼女は、窓にぴったりよりそって、腰をかけていました。彼女の頬と肩は、房々とカーヴした金盞花(きんせんか)のような色と髪で、なかば、かくれていました。灰色の木綿の手袋をはめた片手は、その上にE・Hと頭文字のある革のバッグを膝の上にさささえていました。片手は、窓のつり皮に通していましたが、その手首に、銀の飾り環がはまっていて、それにスイスの牛につける鈴と、銀の靴と、魚がついていました。彼女は、緑色の上衣(うわぎ)を着て、花環の飾りをまいた帽子をかぶっていました。これらの様子を見ている間、ヘンリーの頭には、新しい詩の題「子供らしいが、とても自然な」-というのが、こびりついて離れませんでした。「ロンドンのどこかの学校に通っているのだろう。」とヘンリーは考えました。「オフィスで働いているのかもしれない。いや、それにしては年が若すぎる。それに、もしそうだったら、髪を上げているにちがいない。肩のあるところまであることはない。」彼は、その美しいカーブしている髪から目をそらすことができませんでした。「『わが眼は酔いしれたる二匹の蜂のごとし、・・・・』さあ、こんな文句を見たことがあったかな、それともこちらの創作かな?」
マンスフィールド短篇集、幸福・園遊会、他十七篇、崎山正毅・伊沢龍雄訳、岩波文庫1989年(赤 256-1) 、p.60-61、「子供らしいが、とても自然な」より
原題 Something Childish but very Natural (1913)
この原題は、コールリッジ(Samuel Taylor Coleridge)の同名の詩にちなむ。

参照

マンスフィールド短編集(新潮文庫1979)

キャサリン・マンスフィールド「パーカーおばあさんの人生」

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2005年12月18日 (日)

キャサリン・マンスフィールド「パーカーおばあさんの人生」

 子供のいじらしさについては、下記の短編小説の一節にも、深く心動かされるものがある。

 祖母の首っ玉に絡みついて、小遣いをねだる幼い孫息子。いやいやをしながらも、愛情に負けて財布を取り出す老女。「だったら、お前は、おばあちゃんに何くれる?」と戯れに尋ねると、その幼な子は「何にもないの。」と答える。

 それなのに、苦ばかり多き人生で、唯一得た宝物の孫息子を病で失ってしまう。そして、絞りだすようにして呟(つぶや)くのだ。

"What have I done?"
「私がいったい何をしたというのだろう。」

玩味戴きたい。

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2005年5月10日 (火)

マンスフィールド短編集(新潮文庫1979)

 この短編中に、「パーカーおばあさんの人生」という一編があります。私はこの小品を読むと決まって最後は涙でテキストが読めなくります(鼻水も出てティッシュで取るのが忙しい)。

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