Thomas Hobbes

2014年1月12日 (日)

いじめと社会契約

いじめに関して素晴らしい文章があったので、まずご紹介。

子供が純真で素朴であるというのは大人の思い込みに過ぎない。大人の目の届かない子供の世界は、一種の野生状態であり力と駆け引きがもの言う世界である。
・・・

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2010年3月25日 (木)

渡辺浩『日本政治思想史 ― 十七~十九世紀』東京大学出版会(2010年)(2)

 ちょいと感想など。

■第二章 武士たちの悩み

 本書p.33に、日本列島における戦国時代の終結が、ホッブズの言う社会契約によるものではなく、最強者の支配として実現したことが記されている。

 しかし、これは少々短見というべきだろう。なぜなら、『リヴァイアサン』自体には、「設立のコモン-ウェルス」(=社会契約による国家の設立)だけでなく、「獲得によるコモン-ウェルス」(=「最強者の支配が徐々に事実として国内外の平和(「泰平の世」)」、本書p.33、を獲得していく国家設立モデル)が、同時に書かれているからある
(この部分、論旨がおかしいので、下記のように書きかえる。2010/09/23)

 しかし、これには異論がある。

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2007年12月 8日 (土)

homo homini lupus.「人間は人間にとって狼である」(ver.1.2)

 homo homini lupus. (ただし、動詞 est は普通、省略されている。)

 Man is a wolf to man.

「人間は人間にとって狼である」

 表題の言葉は、Hobbes の言として人口に膾炙している。

 それで、本当に Hobbes がそう書いているのか確認してみることにした。とりあえずは、下記で調べた。

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2007年12月 7日 (金)

自然状態(state of nature)について(2)

 大道安次郎「近代自然法」、新版 社会思想史事典 新明正道編著 創元社(1961年)、pp.114-115、より
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自然状態(State of nature, natural state)

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2007年12月 6日 (木)

カテゴリー「Thomas Hobbes」作成

 己の勘違いで、、「ホッブズ」カテゴリーと「ポップス」カテゴリーを取り違えてしまった。(-_-;

そこで、改めて、「ホッブズ」には「Hobbes」を、「ポップス」には「pops」を与えた。大失態。m(_ _)m

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自然状態(state of nature)について(1)

世界の大思想9 ホッブズ リヴァイアサン(国家論)水田洋・田中浩訳
河出書房新社、1980年(新装版第3版)、p.85上段、より

第十三章人類の至福と悲惨にかんするかれらの自然状態について

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2007年12月 1日 (土)

Modernity の系譜(2)

 前回の(1)に、少しヒネリを加えてみた。何かが見えないか、という試し。

林羅山 1583(天正11) - 1657(明暦3)

Thomas Hobbes 1588(天正16) - 1679(延宝7)
  Leviathan(1651 慶安4) → 徳川家光死。慶安事件(由井正雪の乱)。

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2007年11月13日 (火)

spontaneous generation ではなく、 historical generation としての liberal democracy(論理的時間と歴史的時間)

他所様のところへ書いたコメントの再述(すこし改変)と追記。

 禁欲的プロテスタンティズムは、共同体内-外の区別を破砕し、家族内-外、つまり、「身内の論理」をも無くした。これが、近代において、「個- 人」が共同体から析出されてくる、という意味でもあった。そして、その諸個人は、共同体の代わりに、自らを守るため、近代主権国家を「選択的」、つまり自らの意志によって構築する道(=社会契約)を選ばざるを得なくなる。

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2007年7月27日 (金)

長谷川三千子 『民主主義とは何なのか』文春新書(2001年)

 一定の見方からのものであり、言葉遣いに少々首を傾げたくなる部分も散見される。にもかかわらず本書の前半三分の二ぐらいまで、つまりホッブズまでは、それなりに文献を押さえ議論されていて参考にはなった。

 しかし、ロック以降結語までの部分は、書き飛ばした観があり、どうもいただけない。気持はわからんでもないが。少なくとも、著者が「自らの主張を自分から疑ってみよう」(本書p.217)としているようには思えなかった。

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2006年11月23日 (木)

「御一新」 その隠されたモダニティ(2)

「・・・、保守派には明治以来それなりに一貫した教育観があること、しかもそれは土着的・伝統的どころか近代ヨーロッパの国家主義の論理に見事に一致している」p.25

関曠野「保守派の教育観を読みとく」『クレスコ』(大月書店)2006年9月号

「・・・、教育勅語とは何であったかを説明するのは、皇国史観ではなくてこのホッブズの教育論である。」p.25、同上

「そして勅語の意義は特定の思想を吹き込むことにはなく、儀式の魔術的効果によって臣民を思考停止の状態に置き、権利、義務、正義といった権力の正統性の評価にかかわる観念を理解できない人間にしてしまうことにあった。」p.26、同上

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