英軍、内戦に備えイラク撤退を棚上げ

一部新聞報道等によると、７月の段階で一年以内にイラクからの撤退開始を内部検討していた英政府が、この案を当面棚上げするとのこと。理由は、イラクが本格的な内戦状態に陥りつつあるため。さて、小泉氏はこのイラクの内戦化に対してどのような対応をとるのか。

米国は無論、自衛隊によるイラク〈復興支援〉の延長を日本政府に表明している。しかし、一方で客観的情勢は刻一刻とイラクの内戦泥沼化への道を示唆している。

このままズルズルと米英軍とともに自衛隊がイラクの内戦に巻き込まれるのを放置するのか。もしそうなれば、民生に供する〈復興支援〉という名目の自衛隊にも、〈軍隊〉としてちゃんと機能するよう米英から要請が出てくるに決まっている。なぜなら、〈軍隊〉が〈軍隊〉を護衛するなんて話がありえないからである。それは、自衛隊員に〈戦死者〉を出すことであり、テロとの闘いの名目で、自衛隊員が〈イラク人を殺傷する〉ことでもある。

さて、どうする？、小泉さん。