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2005年10月15日 (土)

近世の村は、週五日制?

 近世の日本の村では、地域によっては、平均すると4,5日に一回は休日があった。

増加の第一次的形態は、定例遊び日の増加で、十八世紀のとくに後半から顕在化し、十九世紀に著増する。日数や半日遊び日のとりようなどの地域差は大きいが、年間三、四十日台から、ところによっては五、六十日台以上、最大八十日までにも増加した。
 古川貞雄『村の遊び日』平凡社 1986 p.270

 時代劇にでてくるような、水呑百姓とは異なるイメージだ。これを貧民史観をとするならば、大幅に修正される必要がある。

参照
古川貞雄『増補 村の遊び日―自治の源流を探る』 (人間選書)、農山漁村文化協会、2003.10

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