石川淳『文学大概』中公文庫(昭和51年)(2)
なお、先の文庫は品切れ中。ただし、書中の「江戸人の発想法について」は、下記で手軽に読むことが出来る。
ちくま日本文学全集 (011)
石川 淳 (著)
筑摩書房 ; ISBN: 4480102116 ; 011 巻 (1991/07)
ついでに。上書中の、「八幡縁起」は、不思議な作品だった。弥生人(渡来系→大和朝廷)が列島先住民である縄文人(隼人?、山人?)を征服して、古代国
家を成立させる過程を題材にしているようなのだが、未だに作者の意図がよくわからん。岩波文庫に収録されている「至福千年」も同様。ただし、面白くないわ
けではない。面白い。念のため。
〔参照〕石川淳『文学大概』中公文庫(昭和51年)
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