« 学問する心構え(2) | トップページ | オーギュスト・ウンコ(Auguste Unco) »

2007年1月22日 (月)

米国のいう《自由と民主主義》とは、人を裁判もなしに拘束し、拷問にかけることである

 昨日、18:10から放送してた「NHK海外ネットワーク 裁判なしに無期限拘束・米のテロ容疑者収容所・高まる批判」をたまたま見た。

 むむ、なんという・・・。《自由と民主主義を守るため》が聞いてあきれる。

 以前から話には知っていたが、これでは、かつてのわが大日本帝国や、《自由民主党》政府の下の、法務省(Ministry of Justice、正義省!?)・入国管理局の外国人取り扱い、軍事独裁政権下の人権抑圧、と同じじゃないか。ま、コイズミやアベなら、「よくやってくれているなァ。」と、わが事のように深く頷くだろうが。

 たとえ、キューバにあるグアンタナモ米海軍基地が、米国本国外であり、米国の法律が適用されないとしても(昨年、6/29に米最高裁でそれ自体が 違法との判断が出ている)、法律以前の法、「人道に対する罪」すなわち、自然法は存在するのだ。“故”大日本帝国政府および帝国陸海軍は、「人道に対する 罪」=自然法で裁かれた。それなら、全く何の根拠もなく、人を拘束し、収容所にぶち込み、あまつさえ拷問までしている米国政府も、たとえ実定法下になくと も、「人道に対する罪」=自然法によって裁かれるべきである。

関連リンク

1)無実の罪で収容されていた人たちを映画化
映画「グアンタナモ、僕達が見た真実

2)経緯、内実に関する情報は、アムネスティ日本のサイトへ。
グアンタナモにNO!  *米国大統領に抗議メールが送れます。

3)グアンタナモ基地の歴史的経緯、地理に関する情報は下記を参照。
敵国の中に堂々と居座る米軍基地 グアンタナモ湾 アメリカ領

*グアンタナモ基地の位置を確認するには下記の地図がわかりやすい。
キューバ・グアンタナモベイ海軍基地 -”敵国”の中の軍事基地

4)関連ニュース・リンク
<グアンタナモ基地>対テロ戦争の拘束者収容開始から5年
1月12日12時4分配信 毎日新聞
「  米国によるグアンタナモ米軍基地への対テロ戦争の拘束者の収容開始から5年に合わせ11日、ワシントンなど世界20カ国以上の都市で収容所の閉鎖と公正な裁判を求める抗議行動があった。息子をイラク戦争で亡くした米国の「反戦の母」として知られるシンディ・シーハンさんらはグアンタナモ基地周辺で閉鎖を 求めた。」
最終更新:1月12日12時4分
毎日新聞

潘事務総長が就任後初の会見
1月13日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
「 また、テロ容疑者への人権侵害が指摘されるキューバのグアンタナモ米軍収容施設について「閉鎖されるべきだ」と明言。来週ワシントンで行われるブッシュ大統領との会談で、この問題が直接話し合われる可能性も出ている。」(ニューヨーク 長戸雅子)
最終更新:1月13日8時32分
フジサンケイ ビジネスアイ

|

« 学問する心構え(2) | トップページ | オーギュスト・ウンコ(Auguste Unco) »

憲法 (constitution)」カテゴリの記事

米国 (United States of America)」カテゴリの記事

戦争 (war)」カテゴリの記事

Neocon」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 米国のいう《自由と民主主義》とは、人を裁判もなしに拘束し、拷問にかけることである:

» グアンタナモ、僕達が見た真実 [ショウビズ インフォメーション]
マイケル・ウィンターボトム監督 アシフ役、アルファーン・ウスマーン ローへル役、ファルハド・ハールーン シャフィク役、リズワーン・アフマド ムニール役、ワカール・スィッディーキー 3人の平凡な青年たちが、テ... [続きを読む]

受信: 2007年1月25日 (木) 18時33分

« 学問する心構え(2) | トップページ | オーギュスト・ウンコ(Auguste Unco) »