精神のぜい肉
「精神のぜい肉」は、精神の躍動不足からおきる。
精神が躍動しているとは、心が常に他者に開かれており、他者の、己にとっては未知である、思い、考えに触れることで、新しい自分に変るかも知れないことに躊躇しない、そんな心の構え、のことだろうと思っている。
簡単に言えば、それが人間的成長ということなのだ。
己が、他者的なものと触れることを通じて変貌する可能性を、己に許容し続けられなくなったとき、そのときが「精神のぜい肉」がつき始める兆し、と戒めるべきだろう。
*「精神のぜい肉」については、下記blogのコメント欄参照。
尾藤正英『日本文化の歴史』=通史としての日本史教育の政治性3
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