長谷川三千子 『民主主義とは何なのか』文春新書(2001年)
一定の見方からのものであり、言葉遣いに少々首を傾げたくなる部分も散見される。にもかかわらず本書の前半三分の二ぐらいまで、つまりホッブズまでは、それなりに文献を押さえ議論されていて参考にはなった。
しかし、ロック以降結語までの部分は、書き飛ばした観があり、どうもいただけない。気持はわからんでもないが。少なくとも、著者が「自らの主張を自分から疑ってみよう」(本書p.217)としているようには思えなかった。
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