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2013年3月

2013年3月29日 (金)

ゴールデンボンバー「ダンス マイ ジェネレーション」(2012)

年末の紅白に出ていたので少し知っていた程度。ビジュアル系《殿さまキングス》と思っていた。ま、そうではあるのだが、下記のPVを一度見たらその不思議な魅力にはまってしまった。

一つにはボーカルの鬼龍院翔の声の魅力。なかなかいい。もう一つは、彼等の風体とダンスが醸し出すなんとも言えない、全力のおちゃらけぶり。鬼龍院翔の詞も意外に現代の気分を深く鋭く触知している。百聞は一見にしかず。まずは、ご覧戴きたい。↓

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2013年3月25日 (月)

Marx と Weber の日本的受容

 最近、柄谷行人が下記のような書評を出した、と知人からご教示頂いた。

書評:マックス・ウェーバーの日本 [著]ヴォルフガング・シュヴェントカー - 柄谷行人(哲学者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

 柄谷は、《ウェーバーが日本で広く読まれたのは、Marx を補強するものとして Weber を受容した強力な思想家たちがいたからであって、「ウェーバー研究者」のおかげではない》と概略述べている。この評言は妥当だろうか。

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2013年3月23日 (土)

David Hume からの問い(2)

 先の記事で、David Hume の言を引いた。それに応答してそうな Immanuel Kant の言葉を思い出したのでメモしておこう。

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2013年3月20日 (水)

David Hume からの問い/ A question from David Hume

中学生に以下のような課題を出しました。お閑があれば、ご一考戴ければ幸い。

問題 下記の文で、デイヴィッド・ヒュームは、国民が政府の言うことに素直に従ってしまうことは驚きである、と述べています。なぜですか。その理由を書きなさい。

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2013年3月 3日 (日)

速報 香川君、ハットトリック達成!(20130302)

Manchester United 4 - 0 Norwich City

    Kagawa 45’, 76’, 87’
    Rooney 90’

【動画】香川真司、マンチェスター・ユナイテッド対ノリッジ・シティ戦ゴール:YouTubeサッカー動画!【無料】

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2013年3月 2日 (土)

歴史におけるロゴスとミメーシス(2)

 関曠野の歴史における《模範と模倣のダイナミクス》の議論は、ある種の保守主義歴史理論と親和性が高い。

 例えば、Hume - Hayek conservatism がそれ。下記の弊ブログ記事を一瞥されるとこの議論の輪郭は見当がつくだろう。

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歴史におけるロゴスとミメーシス(1)

 啓蒙主義以来のこうした社会観、歴史観は人間社会を一種の自然現象とみなし、その自動作用の法則を物理学もどきの方法を適用して解明できると考える。これは幻想であり、しかも人間存在につきまとう根本的なパラドックスを無視し封殺する有害な思想である。人間は高度に発達した労働の分業や社会組織なしには生きられない存在であるが、にもかかわらず動物のような予めプログラム化された集団形成の本能を欠いている。だから人間は社会秩序を自力で創造し、その秩序に拘束されることに自発的に同意するほかはない。そしてこうした秩序の創造に決定的な役割を果たすのが、人々の相互に模倣しあう能力である。
 関曠野 『民族とは何か』講談社現代新書(2001年) P.174

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2013年3月 1日 (金)

失業の恐怖とベーシック・インカム

 かつて、思想史家の関曠野は、「である」ことと「する」ことの中間に、「演ずる」がある、と語ったことがある。一方、日本語に「役に立つ」という表現がある。簡単にいえば、社会的分業の一部を担っている、全体のうちの一部として機能しているという意味だろう。

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