モイーズにおける《弁慶》と《牛若丸》
ダイジェスト動画しか観ていないが、マンチェスター・ダービーでのユナイテッドの出来は散々だったようだ。
有体に言って、モイーズは《弁慶》タイプの選手を《牛若丸》タイプの選手より好むらしい。日本では香川がどうしても話題になるが、チチャリート(エルナンデス:メキシコ代表)などは公式戦での出場機会が全く無い。
結局、プロの世界の話なので、モイーズが香川やチチャリートを使おうが使うまいが、チームが勝ち続けていさえすれば何の問題もない。したがって、ユナイテッドという世界最大級のクラブにおいて、許されないレベルの負け数や負け方が出てきてしまったとき、どうなるか、が問題となるだろう。
モイーズはプレミアリーグでエバートンという中下位クラブを12年間率いて、2度最優秀監督に選ばれている。その手腕を疑う者はプレミアリーグにはいないだろう。ただ、プレシーズンの補強のやり方を見ていると、クラブの予算規模が桁違いに大きくなったことを受けて、やたらと可能性の低いビッグネームねらいが目立ち、移籍マーケットでの手腕に若干疑問符がつき始めている。監督としてできる範囲が一気に広がったため、その巨大な力を行使することにまだ慣れていない、ように見えるがどうだろうか。
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コメント
sunaga 様、コメントありがとうございます。
イングランドのファギー番記者が書いた記事が「サッカーキング」(だったか?)にありましたが、昨年12月NYで2度、ファギーはグアルディオラと会って、監督就任を口説いたらしいですよ。でもペップは断わった。そりゃぁまぁそうですよね。その前に、バイエルンと合意していた訳ですから。ファギーの決意がもう少し早く、ペップへのアプローチがバイエルンより先だったら、どうなっていたかわからなかったと思います。
投稿: renqing | 2013年9月28日 (土) 13時20分
なぜ、グアルディオラをとらなかったんすか!?
スコールズこそ天才と言ってリスペクトしていただけに、マンUで一緒に指導するのかと期待していたんですがね。
投稿: sunaga | 2013年9月28日 (土) 10時45分