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2013年10月20日 (日)

カバーニは真摯かつ賢い (Edinson Cavani, sincere and intelligent FW)

エディソン・カバーニ(Edinson Cavani)のなかなか良いインタビューがUEFAサイト上にあったのでご紹介。

http://sportsnews.blog.ocn.ne.jp/image/soccer111017_1_title.jpg

ウルグアイ代表ということもあり、同僚のスアレス(Luis Suarez)のネガティブなイメージの影響を受けかねないのが、結構かわいそう。

見た目がいかついし、プレーもダイナミックなので、「野性的」なイメージをもたれやすいが、落ち着いていて、かなり知性的。生まれ育った環境から十分な教育を受けたとはいえないようだが、生来の頭脳の良さがインタビューに感じられる。まだ26歳。怪我さえしなければ、今後の伸びしろが相当ありそう。ブットボーラーとしてのピークは30歳くらいに来るだろう。かなりの大物になる気がする。

■自己像

いくらかの実力があり、目標に向かって献身的に働き、常に勝利に意欲を燃やし、クラブのため、そして自分のために結果を残そうとしている選手。そして自分の求めることに徹底的に集中する結果を得るために必要なことだから

■センターフォワードが心掛けるべきこと

ピッチ上のプレーの大部分は、ボールを持っていない状態が占めている

フィニッシュに持ち込むために大事なのは、プレーの流れを予想し、読む力だ。そして最後の動きでは、自分の力を最大限に出す方法を知っていることが求められる

ボールをあまりキープしない理由をよく聞かれるけど、そうするのはゲームのなかで必要なときだけでいいから

ボールを持っていないときの自分の動きが気に入っている。最後の数メートルになって現れて、点を取るための動きがね

■モダン・フットボール

世界のプロサッカーは変わったと思っている
もっと正確に言えば、試合のなかである種のダイナミズムを発揮するのが大事で、同時に統率のとれたアプローチも欠かせない。そういった面が昔とは違うよね。自分がやっていることにしっかり適応しなければいけない。プロ意識やコンディションを整えることも必要で、そうすれば自分の仕事をこなせると自信を持ってピッチに立てる

■感想
恐らくカバーニの最大の武器は、スピード、パワー(筋骨隆々)、テクニックではない(直近の動画を見よ↓)。その intelligence とそこから意識的にもたらされる集中力と思われる。生まれ持った集中力ではなく、なんらかの成功を得るためにはどうしたらよいか、と考えながら作り上げてきた集中力なのでこれはすごい。戦術理解力も高そうだから、使う監督は重宝するだろう。

オフ・ザ・ボールの重要性の強調は、家長や宇佐美に煎じて飲ませたい。(-_-;

超絶テクニックが仮にあっても Footballer として成功しないケースがあるのは、Modern Football が要求する知性をカバーニのように合わせ持つことが稀であることが一因かも知れない。

■インタビュー日本語訳
カバーニに宿る勝利のメンタリティー - UEFAチャンピオンズリーグ - ニュース - UEFA.com

■インタビュー英語訳
Cavani inspired by winning mentality - UEFA Champions League - News - UEFA.com

■インタビュー動画(予想外に、甲高い、かわいい声、笑 スペイン語⇒英訳)
Cavani inspired by winning mentality - UEFA Champions League - Video - UEFA.com

■カバーニのテクニック
【動画】イブラヒモビッチ2ゴール!パリ・サンジェルマン×バスティア[13/14]:YouTubeサッカー動画!【無料】

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