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2014年5月 4日 (日)

ユナイテッドの行く末

Manchester United が Sunderland にホームで0-1で敗戦した。

これでファン・ハールの就任の確率が高まりそう。その最大の弊害はRVPを売りに出せないことだと思う。

昨シーズンのSAFの最大の錯誤は、RVPを獲って、チーム改革よりリーグ優勝回数でリヴァプール記録を上回ることを選択したことにある。それによって、香川を獲得した意味が半減した。チーム改革がまた遅れそうだ。万能FWルーニーをCFWに据えることが改革の出発点なのに・・・。従って、目指すべきチーム・コンセプトは「ルーニーが得点王を獲れるチーム」だ。それにそって、各ポジションを補強すべきだろう。9番→10番→7番→5番のセンターラインの骨格が強固にできれば強いユナイテッドが戻ってくると思う。かつて俊足CBだったファーディナンドは今見る影も無い。

ファン・ハールならチームを壊せるけど、一旦組織が崩壊すると容易に立て直せないのはフットボール・クラブも例外じゃない。ガンバ大阪やジュビロ磐田のJ2降格を見るとそう思う。あり得ないけど、シメオネにやらせてみたかった、かな。

参照
RVP以後の香川の現実

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コメント

fearonさん、どうも。

補強資金1億ポンド(約170億円)\(;゚∇゚)/ですか。ただ、このディールもうまくいかない、と思います。ユナイテッドが失敗したのは、人事の神様SAFの大誤算だけでなく、同時にフロント責任者が、デイヴィッド・ギルからエド・ウッドワードへ変わったことにも起因しています。

SAF(表)+ギル(裏方)という名コンビがMutdの栄光を支えていたのですが、その両者が同時に第一線の責任者から退く、というのは、組織の継続性という点からは下策だったと思います。
エド・ウッドワードは元JPモルガンの金融マンで、Mutdの資金調達で活躍しグレイザー家に気に入られヘッドハンティングされた御仁です。

Footballの裏方の世界は、海千山千の駆け引き上手が跋扈する魑魅魍魎の世界というだけでなく、やはり「顔」や義理と人情にもかなり影響されます。インテルの新オーナーのトヒルがどれほど有能なビジネスマンであったとしても、あまりスムーズに移籍問題を処理できないのはそのことと関連するでしょう。
ギルはこの業界の頂点に位置する人物でした。だから、SAFに必要とされた選手を、リーズナブルな価格で調達し、不必要だと判断された選手をそこそこの価格で売却できた訳です。

エド・ウッドワードが敏腕財務家であっても、この世界では新参者でありまだ有能とはいえないのは、100億円でフェライニとマタしか獲得できないことをもってしても明らかです。人脈と交渉力が無いのであれば、最終的にカネで決着をつけるしかない。
1億ポンド(約170億円)使っても来季また失敗する確率は高いと予想します。

香川君はどうなるか。彼自身どうするのか。ファン・ハールはオランダテイストの4-3-3でしょうから、香川の居場所は無いような気がしますね。私の希望的観測は、レンタルでA.マドリーに移籍し、シメオネの下で1年間修行を積み、1年目優勝(でも内部は多分ガタガタで、2年目崩壊する予定の)ファン・ハール政権の後釜に、2016年で契約の切れるシメオネとともにユナイテッドに帰還する、という壮大な妄想です。

投稿: renqing | 2014年5月 4日 (日) 14時22分

アヤックス時代、審判にドロップキックをかまして2度退場した経験あるファンハールてどうよて感じですわ。新しく選手も補強されるし、うーん、香川君にとって吉とは出ないでしょうね。

投稿: fearon | 2014年5月 4日 (日) 10時00分

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