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2019年6月

2019年6月26日 (水)

デフレギャップの正体(Identity of deflationary gap)〔1〕

 社会を理論的に考察する場合、物理学や哲学の分野で理論的に思考を進めるのとは違った難しさがあります。

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2019年6月25日 (火)

自動車は、ガソリンのパワーの60%を大気中へ捨てている

 今月、興味深い産業ニュースが流れました。

ホンダが世界最高水準のエンジン効率47%、20年代目標 | 日経 xTECH(クロステック)

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2019年6月24日 (月)

十九世紀のエコロジスト(An ecologist in 19th century)

 西欧列強による帝国主義、植民地獲得競争真っ盛りであり、科学と技術による自然の征服の確信に満ちていた十九世紀半ばに、下記のような認識と世界観を子どもたちに慈愛をもって説く自然科学者がいた、というところに感銘深いものがあります。徳川日本で言えば、桜田門外の変の年に連続講義が行われ、翌年に出版されています。

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2019年6月23日 (日)

「明治維新」を現出させたユース・バルジ(Youth Bulge)〔2〕

〔1〕に引用した速水融氏の、非常に興味深い図表を改めて付します。下図。

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2019年6月22日 (土)

松田卓也教授の最終定理

「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?:間違った説明や風説はなぜ広がるのか/日経ビジネス電子版

というインタビュー記事に、松田卓也〔天体物理学/流体力学〕神戸大学名誉教授が《発見》された深遠なる定理が述べられています。

最終定理「人間には理性は無い」

 より詳しく言うと、以下のようになります。

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2019年6月17日 (月)

現代日本人は「徳川日本」を1%しか知らない

 国文学者中野三敏氏は、これまでの氏の徳川期の和本調査の体験から、現代日本人が各図書館や書店でアクセス可能な、活字に翻刻された徳川期のタイトル数は、実際に徳川期に流通していた和本総タイトル数の1%弱ではないか、と推測しています。中野三敏氏がそう考える根拠は、下記のようなエピソードを幾度も経ているからです。

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2019年6月13日 (木)

内田樹「言葉の生成について」2016年12月(2)

 (1)の続きです。言いたいことは、江戸人の「本居信仰」(1)、ですでに書いてしまいました。

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2019年6月11日 (火)

鬼貫 元禄の経営コンサルタント/ Onitsura : business consultant of Genroku period in Tokugawa Japan

行水の捨て所なし虫の声 (この句は本記事の旧題でした)
 
 この句は、鬼貫(上島鬼貫、通称上島与惣兵衛)の作とのことです。かなり有名な句のようですが、文芸の世界に疎い私には、初見でした。

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2019年6月 8日 (土)

嫁の持参金は夫のものか?〔3〕(中華帝国の場合/ Does the wife's dowry belong to her husband? [3] (in the case of the Chinese Empire)

 〔2〕で近世日本のデータを取り上げました。ついでに、お隣の帝政期中国のデータも挙げておきます。

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2019年6月 6日 (木)

嫁の持参金は夫のものか?〔2〕(近世日本の場合)/ Does the wife's dowry belong to her husband? [2] (in the case of early modern Japan)

 〔1〕では、古代ローマ法における嫁資の規定を取り上げました。

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2019年6月 2日 (日)

「modernity」の二つの起源

amazon.jp に下記、日本語版にレビューを投稿しました。

Stephen Toulmin “Cosmopolis: The Hidden Agenda of Modernity ”(1992)

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2019年6月 1日 (土)

ミメーシスとしての読書 (Reading as mīmēsis [ μίμησις ])

 読書は、ある時点/ある場所で、ある人物によって著された文字列を、別の時点/場所で他者が読むことです。

 

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