デフレギャップの正体(Identity of deflationary gap)〔1〕
社会を理論的に考察する場合、物理学や哲学の分野で理論的に思考を進めるのとは違った難しさがあります。
西欧列強による帝国主義、植民地獲得競争真っ盛りであり、科学と技術による自然の征服の確信に満ちていた十九世紀半ばに、下記のような認識と世界観を子どもたちに慈愛をもって説く自然科学者がいた、というところに感銘深いものがあります。徳川日本で言えば、桜田門外の変の年に連続講義が行われ、翌年に出版されています。
「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?:間違った説明や風説はなぜ広がるのか/日経ビジネス電子版
というインタビュー記事に、松田卓也〔天体物理学/流体力学〕神戸大学名誉教授が《発見》された深遠なる定理が述べられています。
最終定理「人間には理性は無い」
より詳しく言うと、以下のようになります。
国文学者中野三敏氏は、これまでの氏の徳川期の和本調査の体験から、現代日本人が各図書館や書店でアクセス可能な、活字に翻刻された徳川期のタイトル数は、実際に徳川期に流通していた和本総タイトル数の1%弱ではないか、と推測しています。中野三敏氏がそう考える根拠は、下記のようなエピソードを幾度も経ているからです。
行水の捨て所なし虫の声 (この句は本記事の旧題でした)
この句は、鬼貫(上島鬼貫、通称上島与惣兵衛)の作とのことです。かなり有名な句のようですが、文芸の世界に疎い私には、初見でした。
〔2〕で近世日本のデータを取り上げました。ついでに、お隣の帝政期中国のデータも挙げておきます。
〔1〕では、古代ローマ法における嫁資の規定を取り上げました。
amazon.jp に下記、日本語版にレビューを投稿しました。
Stephen Toulmin “Cosmopolis: The Hidden Agenda of Modernity ”(1992)
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