明治の立身出世主義の歴史人口学的背景
明治人が、長州人や薩摩人のような成功亡者(立身出世主義者=成長パラノイア)になった理由、そして国家膨張主義者になった人口学的基礎が下記です。
「明治維新」を現出させたユース・バルジ(Youth Bulge)〔2〕: 本に溺れたい
そして、その帰結であり、新たな原因ともなった(Positive feedback)過程が下記。
いい加減に、大知識人を自己演出する、司馬遼太郎およびその手合いによる明治維新神話に、鼻づらを引き回され続けるのは止めたいものです。
| 固定リンク
« デフレギャップの正体(Identity of deflationary gap)(2) | トップページ | Max Weber, Gesammelte Aufsaze zur Religionssoziologie, 3 Bande の個人訳 »
「幕末・明治維新」カテゴリの記事
- リア・グリーンフェルド『ナショナリズム入門』2023年11月慶應義塾大学出版会/訳:小坂恵理, 解説:張 彧暋〔書評③〕(2024.09.23)
- 書評:関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の〝イフ〟』作品社 2024年3月(2024.05.13)
- 徳川思想史と「心」を巡る幾つかの備忘録(3)/Some Remarks on the History of Tokugawa Thought and the "mind"(kokoro「こころ」)(2023.06.11)
- 日本の教育システムの硬直性は「儒教」文化に起因するか?(2021.05.18)
- 藤井哲博『咸臨丸航海長小野友五郎の生涯』1985年中公新書〔承前〕(2021.03.14)
「歴史と人口 (history and population)」カテゴリの記事
- 書評:関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の〝イフ〟』作品社 2024年3月(2024.05.13)
- 戦後日本の食料自給率なぜ低下したか?/ Why did Japan's food self-sufficiency rate decline after World War II?(2023.09.18)
- 「後期高齢化」社会の現実(2023.08.31)
- 人口縮小社会:一つの帰結(2022.12.09)
- 飯田哲也「複合危機とエネルギーの未来」岩波書店『世界』No.952(2022年1月号)(2022.01.10)
「社会科学方法論 / Methodology of Social Sciences」カテゴリの記事
- 柳田国男「實驗の史學」昭和十年十二月、日本民俗學研究/ Yanagida Kunio, Experimental historiography, 1935(2024.10.20)
- リア・グリーンフェルド『ナショナリズム入門』2023年11月慶應義塾大学出版会/訳:小坂恵理,解説:張 彧暋〔書評①〕(2024.09.16)
- 塩沢由典『複雑さの帰結』1997年、の「解題集」(2024.08.13)
- Rose petals in the canyon(2023.10.25)
- 峡谷に薔薇の花弁を(2023.10.25)
コメント