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2021年9月

2021年9月28日 (火)

「陰謀論」のラベリング効果(2) / The labeling effect of "conspiracy theories": 本に溺れたい

 弊ブログ記事(1)に、現代日本で最も尖鋭な理論経済学者塩沢由典氏からコメントを頂きました。せっかくですので、塩沢氏のコメントを記事に組み込んで応答させて頂くことにします。

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2021年9月27日 (月)

「陰謀論」のラベリング効果(1) / The labeling effect of "conspiracy theories"

 昨今の「コロナ・ウィルス」「ワクチン接種」をめぐる議論の交錯を観察して、遅ればせながら1点気付いたことがあります。

 「陰謀論」というラベリングは、論敵を価値的に劣化させる強力なレトリックのひとつだ、ということです。

続編(2)をupしました。

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2021年9月24日 (金)

キャンペーン · 東京都の公共施設のトイレに生理用品を設置してください! · Change.org

 キャンペーンのご案内です。

キャンペーン ・ 東京都の公共施設のトイレに生理用品を設置してください! ・ Change.org

 人類は、女性の受胎/妊娠可能性がなくなると、人口が減少し最終的には種が絶滅します。また、女性は若年から「月経」があり、さらに「妊娠/出産/養育」期間が回避できないため、「戦争」には向きません。女性にとり環境は「平和」であることが基本望ましい。
 人類への貢献から言えば、全て「女」の特権であるはずなのに、人類史上においては、むしろそれらは「ハンディキャップ」となってきました。不条理といえばこれほど不条理なことがあるでしょうか。車椅子の「ジョゼ」は、「生理」が始まると、義母と父親から疎まれて「養護施設」へ「捨て」られるのです。

 「女であることがハンディキャップ」となるような国家は、「野蛮国」であって「文明国」ではありません。ある女性が切実な思いから始めた呼びかけです。キャンペーン趣意書を上記サイトからご一読されることを願います。  renqing、こと 上田悟司

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2021年9月22日 (水)

金木犀(キンモクセイ)/Osmanthus fragrans var. aurantiacus

Kimg0463_20210922143501  毎年、この季節になりますと、駅まで歩く途中で、むっとするぐらいの濃い甘い香りに包まれる時があります。金木犀(キンモクセイ)です。丈夫な庭木らしく、生垣などによく使われるのだそうです。

 学名、Osmanthus fragrans var. aurantiacus は小難しいラテン語 Latin です。

Osm-anthus 匂いの - 花
fragrans 香る
var. 変種 
aurantiacus 橙黄色

という意味だそうです。

 この樹木、日本では雄株しか存在せず、有性生殖ができません。したがって、「接ぎ木」ということになります。解説類では、原産地中国からは、雄株しかこなかった、とか、日本で育てると雌株は雄株に性転換するとか、もっともらしいことをかいてありますが、どうも両者とも都市伝説レベルの俗論らしいです。謎解きは、この問題に関する優れた案内である、下記の論文をPDFでDLしてお読みください。意外にもあまりよくわかっていません。

宮内泰之「恵泉 樹の文化史(12):キンモクセイ」恵泉女学園大学園芸文化研究所報告:園芸文化

 

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2021年9月20日 (月)

寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕③

 しつこくて誠に恐縮ですが、amazonレビューに拙文を投稿しました。まもなく公開されると思います。
※ご参照 amazonプロフィール/レビュー(renqing、こと上田悟司)

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2021年9月18日 (土)

寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕②

 小説、映画、アニメ等の創作物は、つまるところ、「気に入る」、「気に入らない」の世界です。従いまして、自分が気に入ったものが、ほかの人にも気に入ってもらえると嬉しい、という単純な動機でを書きました。

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2021年9月17日 (金)

寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕①

◆漫画作品について1
 漫画としての本書は、傑作として評価の定まった作品と言ってよいでしょう。それは、先年93歳で没した鶴見俊輔が、『寄生獣8 完全版』(2003年6月23日刊)に下記の一文を寄せているのをみても諒解できます。

※ご参照 寄生獣〔岩明均:1988-95/アニメ2014-15〕②: 本に溺れたい

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2021年9月14日 (火)

小説「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子/1984年)②

 amazonレビュー、をこちらにも再掲。〔①はこちら

「隠花植物の恋」

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2021年9月10日 (金)

小説「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子/1984年)①

 この短編小説を知ったのは、2020年に劇場公開されたアニメ「ジョゼと虎と魚たち」(監督:タムラコータロー)を通じてです。
続編(②)を投稿しました。

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2021年9月 6日 (月)

20年前に予告されていた西部邁の入水自殺

共同討議 伝統・国家・資本主義--保守主義の理路を問う / 西部邁 ; 浅田彰 ; 福田和也;柄谷行人(1997.10.9)
太田出版 1998.1 批評空間 II-16
対談記事はpp.6~30、下記の西部発言はpp.28~29

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2021年9月 3日 (金)

半世紀の時の篩に耐える第一級の思想史事典

新版 社会思想史事典 新明正道編著 創元社(1961年)

 本書(新版)の発行年は、昭和36(1961)年で、今を遡ること、60年前です。従いまして、1960年前後(と言うより戦前の)の思想史研究を前提に執筆されています。もしこれが数学辞典や理化学辞典なら、懐古趣味でもない限り、座右に置く意味はないのでしょうが、人文系の学問となるとそうでもないようです。本書は、半世紀の時の篩に耐えるコンテンツを擁している、と言ってよいからです。

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