日本の若者における自尊感情/ Self-esteem among Japanese Youth(3)
(2)より
他のMLにて、下記の情報をご教示頂きました。
中華人民共和国憲法第38条
中華人民共和国公民の人格の尊厳は、侵されない。
いかなる方法にせよ、公民を侮辱、誹謗または誣告陥害
することは、これを禁止する。
中国人においては、「面子」は Human Dignity の基本中の基本であり、人倫の原理なのかもしれません。
かつての「文革」での三角帽子を被らせての吊し上げ、はその原則を公然と踏みにじった空前の暴挙だったため、そういったことへの公法的安全装置の意味もあるような気もします。
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コメント
思い出したのが中国で
「恥辱・罵倒を受けると、場合によると凄い報復をする」
って話をよくみます。
時代が偏ってますけど
孟嘗君が、チビを馬鹿にされたのでその街の住民を皆殺しにした。
夏侯惇が、14歳の時に儒学の師匠を馬鹿にされたので、バカにしたやつをぶち殺した。
杜預が、征呉の途中で自分の首に合ったこぶを、呉のある村で馬鹿にされたので、その村を皆殺し。
杜預など、通常そんなことは絶対にしない人なのにね・・
まあ身体的な特徴を馬鹿にされると、報復するのは正しいと思うけど、孟嘗君も杜預も、現代人からみたらやりすぎ~
そんな文化も地にあるので、人民中国としたら、憲法で「個人の尊厳」を保証して、そういう「侮辱事件」があると、刑法の範囲で処理して、法律の範囲で「報復」が効くようにしているのかもしれない・・て気がします。
ある程度、「報復」てのも「侮辱・つるし上げ」の多少の抑止力になっているのかもしれませんが。それが「戦前の少年犯罪」の「児童による教師の体罰の報復としてのボイコット」ってのを出しました。
投稿: 遍照飛龍 | 2022年9月30日 (金) 19時38分
遍照飛龍 さま
>日本の特に学校でのいじめで「意図的にいじめ被害者を辱める」てのは、日常茶飯事行われていることです。
おっしゃる通りだと思います。「意図的に被害者を辱める」は、紅衛兵による「吊し上げ」と全く同じで、それを受けた被害者は精神的に立ち直れなくなるか、自殺してしまいました。日本の「学校」でも、小規模、ローカルに再生産されているということになります。また、同様に、誰が標的になるか(いつ自分が標的になるか)、という恐怖も、「吊し上げ」と「いじめ」の共通点、と言えます。
日本の旧「国軍」が、現代の学校・会社の「いじめ」のロールモデルであるなら、旧帝国陸海軍は、事実上、「紅衛兵」だったわけで、そうであれば、米国正規「軍」と大日本『紅衛兵』がガチンコ勝負したら、大日本帝国が負けるに決まっています。旧帝国陸海軍の戦前社会における文化的プレゼンスを見直す必要がありますね。
投稿: renqing | 2022年9月30日 (金) 13時31分
人のメンツをつぶす・・てのは、
形を変えた「いじめ」でもありますよね、いじめというか「傷害罪」
日本の特に学校でのいじめで「意図的にいじめ被害者を辱める」てのは、日常茶飯事行われていることです。
それを何と日本人は、学校から「公衆の面前で人を辱めていい」と教育し、職場で「人権侵害・傷害罪」を行っても無問題である、と言えます。
まあ、程度の差はありますけど、あまりに「無神経」に人のメンツをつぶし辱めて尊厳を損なっているのですから、個々人のレベルで自己肯定感が低くなり、学校で年中行事のようにいじめ自殺が日本のどこかの学校で出るのは、当然の話ですよね。
投稿: 遍照飛龍 | 2022年9月30日 (金) 11時12分