現代日本における「貧困」ー国際比較/ Poverty in Contemporary Japan: An International Comparison
ここ数年間、現代人は「新型コロナ感染症」の大波に翻弄され続けてきました。無論、現代日本もその例外ではありません。いま、浮上してきているのは、「貧困」の問題です。そこで、現代日本における「貧困」問題が、国際的にみてどう見えるか、統計データで確認しておくことにします。
社会実情データ図録 Honkawa Data Tribune
様から、拝借したものです。二つあります。
上記のデータからみますと、所得格差は国際的にかなり小さいと見られます。
上記のデータからみますと、深刻な経済的困窮層は、国際比較上、また日本の国家の規模からみて、概してあまり大きくはない、ということが窺えます。
ただし、このデータは、国際比較のため「コロナ」以前のものです。従いまして、コロナの影響で大きく変化していることも念頭におく必要があるでしょう。
長期的な、歴史社会学的な視点から、このデータの評価をする必要がありますが、この点、ペンディングとしておきます。
| 固定リンク
« 熱汚染の源泉としての動力社会/Powered society as a source of heat pollution | トップページ | 日本の若者における自尊感情/ Self-esteem among Japanese Youth(1) »
「日本 (Japan)」カテゴリの記事
- 有田焼のマグカップ/ Arita porcelain mug(2024.04.25)
- 佐藤竹善「ウタヂカラ CORNERSTONES4」2007年CD(2024.04.18)
- Taxman (The Beatles, 1966)(2023.11.30)
- LILIUM: ラテン語によるアニソン/ LILIUM: The anime song written in Latin (2)(2023.11.28)
「近現代(modernity)」カテゴリの記事
- Universal Declaration of Human Rights (1948)/世界人権宣言(2024.11.29)
- 「産業革命」の起源(1)/ The origins of the ‘Industrial Revolution’(1)(2024.11.08)
- 対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案(昭和十六年十一月十五日/大本営政府連絡会議決定)/Japan's Plan to Promote the End of the War against the U.S., Britain, the Netherlands, and Chiang Kai-shek 〔November 15, 1941〕(2024.06.02)
- 自由と尊厳を持つのは、よく笑い、よく泣く者のことである(1)/ To have freedom and dignity is to be one who laughs often and cries often (1)(2023.06.05)
- 「ノスタルジア」の起源(2023.05.08)
「資本主義(capitalism)」カテゴリの記事
- 「資本主義」の歴史的起源/ The Historical Origins of “Capitalism”(2024.11.22)
- 「産業革命」の起源(1)/ The origins of the ‘Industrial Revolution’(1)(2024.11.08)
- リア・グリーンフェルド『ナショナリズム入門』2023年11月慶應義塾大学出版会/訳:小坂恵理,解説:張 彧暋〔書評①〕(2024.09.16)
- Seki Hirono, Unearthing the Forgotten History of Ideas, 1985(2024.07.14)
- 関 曠野「忘れられた思想史の発掘」1985年11月(2024.07.13)
「生活史 (History of Everyday Life)」カテゴリの記事
- ドラード和世陀:日本の カサ・ミラ〔2〕/ Waseda El Dorado: Casa Milà, Japón〔2〕(2023.09.20)
- 沢田マンション:日本の カサ・ミラ〔1〕/Sawada Manshon: Casa Milà, Japón〔1〕(2023.09.19)
- 日本の若者における自尊感情/ Self-esteem among Japanese Youth(2)(2022.09.28)
- 現代日本における「貧困」ー国際比較/ Poverty in Contemporary Japan: An International Comparison(2022.09.26)
- 菊池寛「私の日常道徳」大正十五年一月(1926年)(2022.06.26)
コメント