山口 蛍、傑出した守備的MF（ひょっとしたらワールドクラス？）

　私も今更に驚いてしまいました。認識不足でした。罪滅ぼしに（誰にだ！）、十年ぶりのfootballネタをupします。'fútbol'と'calcio'との視点から。

「本当に多くの才能ある選手がJリーグでプレーしていたし、色々な選手に驚かされたが、一番すごいと思ったのは、山口蛍選手。神戸のチームメイトで、練習も試合も本当に多くの時間を過ごした。今でも良いキャリアを過ごしていると思うけど、スペインでも素晴らしいキャリアを送られただろう。非常に能力が高くて、あらゆるプレーが出来る。様々な数値が100％の、かなり複合的に完璧な選手だと評価できると思う」David Villa
「Jリーグで一番すごいと思ったのは…」名手ビジャが絶賛した“完璧な選手”とは？ 日本を愛する娘との秘話も明かす【2021総集編】 | サッカーダイジェストWeb

「冗談ではないよ。本当に、ヤマグチをレアル・マドリードに連れて行こうとしていた時期もあった。マケレレよりもフィジカル面では良くないが、より技術は高く、爆発的な力を持っている。」Alberto Zaccheroni
元日本代表監督ザッケローニ氏が告白、レアルに「連れていこう」とした日本人選手とは？ | フットボールゾーン - (2)

　ビジャは、山口蛍とは日本での元チームメイトですし、日本のメディアに向けての言葉なので、多少割り引く必要があるかも、という懸念はあります。一方、ザッケローニも元日本代表監督ですし、日本人を贔屓してくれますので、多少盛っている可能性もあるでしょうが、その発言は、La Gazzetta dello Sport でのインタビュー記事です。それに、ビジャとザッケローニは、それぞれ全く別の機会での発言で、期せずして、山口蛍への素晴らしい高評価である点だけが一致しています。だから、彼らの発言は、リップサービスというより、正直な感想だといってよいと思います。ドイツに移籍した時、たまたま怪我をしてしまったこと。それが不運だったとしか言えません。もったいなく、残念なことではあります。山口蛍個人にも、日本のフットボール界にとっても。