ドラード和世陀:日本の カサ・ミラ〔2〕/ Waseda El Dorado: Casa Milà, Japón〔2〕
前回記事、沢田マンション:日本の カサ・ミラ〔1〕/Sawada Manshon: Casa Milà, Japón〔1〕: 本に溺れたい
を仲間内で拡散しましたら、早稲田にもあるよ、と知人からご教示いただきました。
下記(画像は ドラード和世陀 - Wikipedia 様より拝借)。
とっても、オサレ。
奇妙で無骨な「沢田マンション」と比較など、とてもとても、恐れ入り谷の鬼子母神。それでも、竣工は、「沢田マンション」(1973年)、「ドラード和世陀」(1983年)で、「沢田マンション」が10年先輩です(笑)。それに厳密には、「沢田マンション」は完工しておらず、建築途上なので、むしろ、Gaudí の Temple Expiatori de la Sagrada Família (サグラダ・ファミリア教会) の精神に近い(大笑)!
上記画像は、サグラダ・ファミリア - Wikipedia 様より拝借。
そのうえ、「沢田マンション」は、設計、施工、所有者は、同一人物の故沢田嘉農さんです。破天荒な人物が、破天荒なマンションを破天荒に建てた。これは、「沢田マンション」が単なる建築物というより、その存在そのものが「物語り(narrative)」であることを示しています。全く、反オサレですが、精神史的にはむしろ Antoni Gaudí に近い、のではないでしょうか。こんな人物が高知県にいた、と知って何となく嬉しくなるのは私だけ?
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