虹 rainbow
古代中国では、巨大な蛇に見なされました。従って、その漢字も、虫偏となるわけです。平凡社世界大百科事典「虹」/
を覗いてみます。虹を巨大な蛇とみなす観念も,古代中国など多くの地域に見られる。オーストラリアのアボリジニーのあいだでは,〈虹蛇〉は一般に世界を創造した最高神で,男女両性を具有し,水と豊穣をつかさどり,呪医たちに能力を授けると信じられている。アフリカ西海岸のヨルバ族の信仰では,虹は地下に住む大蛇で,空に現れるのは水を飲むためとされている。西アフリカのエウェ語を話す人びとのあいだでは,虹は海中に住む大蛇で,尾を下にして海面に立ち,空の水を飲むと信じられている。南アメリカの原住民の多くに共通して見いだされる神話によれば,虹はもとは小さな水蛇だったが,1人の少女に捕らえられ飼われているうちに,たちまち巨大に成長し,世界中を人間をのみながらまわった。しまいに鳥たちが協力してこの怪物を殺し,その血にめいめいが羽を浸したので,そのときから鳥たちは,さまざまな色彩の美しい羽毛によって種類が区別されるようになった。
上記中の、両性具有と似ているのが、虹と性転換です。
とされることが多いので、雨上がりに不思議な七色の橋がでてくれば、龍を連想するのも納得できそうです。
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