金融 (credit and finance)

2023年5月13日 (土)

Glorious Revolution : Emergence of the Anglo-Dutch complex

William_of_orange_iii_and_his_dutch_army
William of Orange III and his Dutch army land in Brixham, 1688 - Glorious Revolution - Wikipedia

 In the first place, during the Augsburg War, the Bank of England was established as a bond-receiving and issuing bank to finance the war effort. The Bank of England thus became a keystone of what P. Dixon calls the 'fiscal revolution' and J. Brewer the 'fiscal military state'. The union of the Dutch and English cohorts (1689-1702) became a military-financial complex. This resulted in a soft landing of world hegemony from the Netherlands to England.
Iwanami Shoten (1999), World History 16: Sovereign States and the Enlightenment 16-18th Century, p.60 (Kazuhiko Kondo, "Early Modern Europe").

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2020年9月27日 (日)

「人文系“ワープア博士”」向けクラウドファンディング

 本日、たまたま下記のニュースを見ました。

和歌山市のクラウドファンディングが物議。「大きな意味で動物愛護に使った」と市は説明(UPDATE) | ハフポスト

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2018年5月11日 (金)

最近の外国為替相場について

少し、不思議に感じたので投稿しておきます。

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2018年2月28日 (水)

中島真志 著『アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者』2017年10月新潮社(20180301追記)

【主内容】昨今なにかと話題になる、ビットコイン等の仮想通貨。その仮想通貨の全体像と評価が本書記述の3割。その基幹技術として考案されたブロックチェーン(=DLT 分散型台帳技術)の全体像と評価、今後への影響の記述が7割。
 したがって、本書タイトルで言うと、「アフター」が主、「ビットコイン」が従、となる。銀行員、証券マン、アセットマネジメントに携わる方、事務工程の業務改革を得意とするコンサルタント、だったら必読書。絶対、読んだ方がいい。なぜなら、DLTは5年内にあなたの日常業務を変えてしまうから。

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2018年1月15日 (月)

日本銀行のバランスシート

 下記は、2017年5月現在の日本銀行のバランスシートです。すぐわかることは以下のようなことです。

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2016年5月 4日 (水)

国債発行利回りの30年間の推移

 前回のエントリー関連で、日本の長期国債の表面利率(発行利回り)の推移が気になったので調べてみた。財務省のサイトには、国債の昭和50年度末以降表面利率の加重平均データがあったので、当方でExcel化してグラフ化した。また、流通利回りの長期統計もあったので、とりあえず10年物が発行され始めた昭和61年(1986年)からの10年物国債の推移をグラフ化してみた。それが下記。

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2016年5月 2日 (月)

エントロピーと成長経済(1) Entropy and Growth Economy (1)

 自然界では、物質は必ず劣化し朽ちる。生物種の個体もその例外ではない(したがって、自己複製することで生物はそれを乗り越える)。地球の自転でさえ、潮汐力等の様々の要因による抵抗で少しづつ自転速度が遅くなっていることは、原子時計の登場以降明らかになっている。

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2016年4月10日 (日)

名誉革命〔Glorious Revolution〕: 英蘭コンプレックスの出現 ( Emergence of the Anglo-Dutch complex )

William_of_orange_iii_and_his_dutch_army

 そもそもアウクスブルグ戦争のさなか、イングランド銀行が戦費のために国債受け入れおよび発券銀行として設立され、P.ディクスンのいう「財政革命」、J.ブルーワのいう「財政軍事国家」の柱石となる。オランダとイングランドの同君連合(1689-1702)にともなう軍事的金融的複合体は、結果的に、前者から後者への世界覇権のソフト・ランディングをもたらした。
岩波講座 世界歴史16 主権国家と啓蒙16-18世紀(1999年)
、p.60(近藤和彦「近世ヨーロッパ」)

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2012年12月31日 (月)

佐伯啓思 vs. 猪木武徳

最近、現在の経済学を巡る問題を論じた新書が二冊相次いで出版された。一つは佐伯啓思氏(京大教授)の手になるもの。もう一つは猪木武徳氏(国際日本文化研究センター、阪大名誉教授)のものである。

そこで試しに二著の目次の対照表を作成してみる。

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2012年10月26日 (金)

政府通貨を再検討する IMF

 中央銀行ではなく、政府が発行する通貨を政府通貨という。この手の話題を聞くと一笑に付すのはたいてい「職業的経済学者」。
 しかし、子どもでも、「政府にお金がないから、消費税10%にあげるの? それなら政府が作っちゃえばいいのに?」ぐらいはすぐに考え付く。経済に一家言あるビジネスパーソンのパパでも「そう簡単にはいかないんだよ」と応答するだろう。ところが、世界の通貨管理の元締めであるIMFはそうでもないらしい。

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