華厳思想(Kegon/Huáyán Thought)

2024年7月19日 (金)

DLT( Distributed Ledger Technology ) and Kegon (華嚴 Huáyán)Thought

 The technology traditionally referred to as blockchain is nowadays called "Distributed Ledger Technology ( DLT )". This is because the essence of DLT is to manage ownership data in a decentralized manner.

※本記事は、DLT( Distributed Ledger Technology )と華厳思想: 本に溺れたい の英訳版です。

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2023年2月25日 (土)

明治29年のライブニッツ/ Leibniz in Meiji 29 (1896)〔村上俊江氏肖像を追加20231217〕

Kimg0511  明治29(1896)年7月に、「ライブニッツ氏ト華厳宗」(1)という論文が、東京帝国大学文科大学哲学科に提出されました。著書は、村上俊江( Murakami, Shunko )。卒業論文ですが、学制がかなり違うので、現代で言えば、修士論文(Master's Thesis)ぐらいに相当するのではないかと思います。

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2020年8月31日 (月)

ドイツ人、カトリック、神秘主義 / Germans, Catholicism, and mysticism

この三題噺に関連して興味深いエピソードが二つあります。

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2018年12月25日 (火)

日本人と論理(1)

 下段の抜粋は、以下の書籍から。忘年会の話題に、「日本人と合理性・非合理性」が出てきたのですが、帰宅後、下記の記述を思い出したので、備忘とします。多少、個人的に異論もありますが、それは近日中に、ということでご容赦。

末木剛博『東洋の合理思想』1970年、講談社現代新書、pp.18-20
序章 東洋思想と論理、<3> 日本思想の特性、より

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2018年2月28日 (水)

中島真志 著『アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者』2017年10月新潮社(20180301追記)

【主内容】昨今なにかと話題になる、ビットコイン等の仮想通貨。その仮想通貨の全体像と評価が本書記述の3割。その基幹技術として考案されたブロックチェーン(=DLT 分散型台帳技術)の全体像と評価、今後への影響の記述が7割。
 したがって、本書タイトルで言うと、「アフター」が主、「ビットコイン」が従、となる。銀行員、証券マン、アセットマネジメントに携わる方、事務工程の業務改革を得意とするコンサルタント、だったら必読書。絶対、読んだ方がいい。なぜなら、DLTは5年内にあなたの日常業務を変えてしまうから。

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2018年2月19日 (月)

DLT( Distributed Ledger Technology )と華厳思想

 従来、ブロックチェーンと言われてきた技術は、近時、「分散型台帳技術 Distributed Ledger Technology ( DLT )」と呼ばれるようになってきています。その本質が、所有権データを分散型で管理する、というものだからです。

※An English translation of this article is available.
DLT( Distributed Ledger Technology ) and Kegon (華嚴 Huáyán)Thought: 本に溺れたい

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2010年9月17日 (金)

末木文美士『近世の仏教 華ひらく思想と文化』吉川弘文館2010年(前編)

 今年、渡辺浩氏による徳川政治(=儒家)思想史の梗概が出版された時、次は徳川仏教思想史かな、と思ったが、その時すぐ名前が浮かんだのが、末木文美士氏だ。ただ、もともと平安仏教を専門とする研究者だから、氏によるこれまでの優れた通史*とは異なり難しいかな?と思ったりもしたのだが、ついこの七月に出ていた。

 各種出ている新聞などの書評は、概ね好評だ。

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