明治 (Meiji)
2023年2月25日 (土)
2020年10月16日 (金)
‘Unity of Image’ 、「能」から「Imagism」へ / 'Unity of Image' : from 'Noh' to 'Imagism'
前回の記事では、少し説明不足でわかりにくいことにきづきました。本記事で少し補足します。
2020年9月24日 (木)
漱石に息づく《朱子学》/ Cheng-Zhu living in Soseki
夏目漱石(1867/慶応三年-1916/大正五年)は、よく言えばかなり内省的、悪しざまに言えばクヨクヨ、グチグチ考える質たちです。その面が fiction で発揮されると、私などは「もう勘弁!」となるのですが、essay になると俄然、そこが光ります。
2020年9月21日 (月)
「戦後進歩史観」=「司馬史観」の起源について
前回投稿の近代日本の史家の生没年に引き続き、「代替案のための弁証法的空間 Dialectical Space for Alternatives」様での議論を、弊ブログ記事にて再掲します。
近代日本の史家の生没年
この数日間、ブログ「代替案のための弁証法的空間 Dialectical Space for Alternatives」様のコメント欄で議論して頂き、重要なご示唆を幾つも頂きました。その一つの成果(?)を弊ブログにも投稿することとします。
氏名 | 生年 | 1912-1930年齢 | 没年 |
重野安繹 | 1827 | 1910 | |
福澤諭吉 | 1835 | 1901 | |
栗田寛 | 1835 | 1899 | |
久米邦武 | 1839 | 73歳-91歳 | 1931 |
高橋是清 | 1854 | 58歳-76歳 | 1936 |
田口卯吉 | 1855 | 1905 | |
三宅雪嶺 | 1860 | 52歳-70歳 | 1945 |
徳富蘇峰 | 1863 | 49歳-67歳 | 1957 |
山路愛山 | 1864 | 48歳-53歳 | 1917 |
Max Weber | 1864 | 48歳-56歳 | 1920 |
津田左右吉 | 1873 | 39歳-57歳 | 1961 |
植原悦二郎 | 1877 | 35歳-53歳 | 1962 |
尾佐竹猛 | 1880 | 32歳-50歳 | 1946 |
J. M. Keynes | 1883 | 29歳-47歳 | 1946 |
石橋湛山 | 1884 | 28歳-46歳 | 1973 |
高橋亀吉 | 1891 | 21歳-39歳 | 1977 |
三枝博音 | 1892 | 20歳-38歳 | 1963 |
福本和夫 | 1894 | 18歳-36歳 | 1983 |
三木清 | 1897 | 15歳-33歳 | 1945 |
宇野弘蔵 | 1897 | 15歳-33歳 | 1977 |
野呂栄太郎 | 1900 | 12歳-30歳 | 1934 |
大久保利謙 | 1900 | 12歳-30歳 | 1995 |
黒田覚 | 1900 | 12歳-30歳 | 1990 |
羽仁五郎 | 1901 | 11歳-29歳 | 1983 |
服部之総 | 1901 | 11歳-29歳 | 1956 |
大塚久雄 | 1907 | 5歳-23歳 | 1996 |
清水幾太郎 | 1907 | 5歳-23歳 | 1988 |
石井孝 | 1909 | 3歳-21歳 | 1996 |
川島武宜 | 1909 | 3歳-21歳 | 1992 |
石母田正 | 1912 | 0歳-18歳 | 1986 |
井上清 | 1913 | 0歳-17歳 | 2001 |
丸山真男 | 1914 | 0歳-16歳 | 1996 |
遠山茂樹 | 1914 | 0歳-16歳 | 2011 |
司馬遼太郎 | 1923 | 0歳-7歳 | 1996 |
上記の表は、徳川末期から、昭和後半にかけて活躍された(文明)史家の生没年です。また表中の1912-1930年とは、ほぼ「大正デモクラシー」期と考えて下さい。
このデータと、弊ブログ記事「徳川文明の消尽の後に(改訂版)/After the exhaustion of Tokugawa civilization (revised)」を組み合わせますと、いろいろ興味深い観察が得られます。その観察はまた別途にポストします。
2020年9月 2日 (水)
2020年6月23日 (火)
徳川元禄期の「小学校」
「小学」(1187年成立)とは、朱子が門人の協力を得て編纂した、儒学入門書です。明治「学制」において、初等教育機関を「小学校」と命名したのは、このテキスト名に因みます。明治期に欧化が進行したという印象論の一枚の下で、実は朱子学化が本格的に進んだということです。以下、その evidence。
2020年5月 5日 (火)
徳川文明の消尽の後に(改訂版)/After the exhaustion of Tokugawa civilization (revised)
徳川慶喜は、大正2年(1913年)11月22日に没しました。享年76歳。1868年の時点で、彼は31歳ででした。すると、不本意ながら人生の過半を、明治コンスティテューション(Meiji constitution)下で彼は過ごしたことになります。さて、そうすると、慶喜は江戸人なのでしょうか、それとも明治人なのでしょうか。
2019年11月11日 (月)
2019年5月25日 (土)
より以前の記事一覧
- 「左翼 left wing」の語源について 2019.05.12
- 明治日本の《米国化》/ The Americanization of Meiji Japan 2017.07.03
- 日本社会の構造転換(4) 2016.08.17
- 徳川期の「天皇機関説」/ The Constitutionalism of "the Emperor" in Tokugawa Japan 2009.09.24
- 坂野潤治『日本憲政史』東京大学出版会(2008年) 2009.08.21
- 徳川文明の消尽の後に 2009.03.22
- 愛すれども、淫せず ― ある福沢評 2009.02.19
- 徳川社会三変論 2008.10.14
- Republicanismは、共和主義か? 2008.04.22
- ヒューム=ハイエク保守主義の理論的欠陥(3・結語)/ Theoretical flaws of Hume-Hayek conservatism (3 : a conclusion) 2007.11.19
- 「啓蒙」雑考(補遺) 2007.09.28
- 「啓蒙」雑考(2) 2007.09.28
- 「啓蒙」雑考(1) 2007.09.27
- 海ゆかば(2) 2007.06.30
- 河東碧梧桐、飛騨高山に現る 2007.06.28
- 河東碧梧桐、富山の高岡に現る 2007.06.27
- 心情倫理は、信条倫理?(2) 2007.06.16
- 徳富蘆花「謀叛論」、その後日談(5/27情報追加) 2007.05.12
- 色川大吉『自由民権』岩波新書 1981年 2007.03.23
- 海ゆかば(1) 2007.03.20
- 愛国心とはなにか 2006.10.28
- 明治constitutionは近代主権国家であったか?(1) 2006.05.15
- 福沢諭吉の光と影(2)* 2006.05.08
- 福沢諭吉の光と影(1) 2006.05.06
- 明治「憲法」の起源(2) 2006.05.01
- 明治「憲法」の起源(1) 2006.04.24
- 明治憲法の論理構造(リンク追記 20240817) 2006.04.18
- 希望 2006.03.15
- 後鑑(のちかがみ) 2006.02.01
- 「夜明け前」の星竹 (幕末明治50年間の日記が語るもの) 2006.01.11
- 信条倫理と交渉カード(あるいは、下種の勘ぐり) 2006.01.07
- 《日英同盟廃棄》の道を行く「日米安保条約」 2006.01.06
- 明治エリートの起源 2006.01.03
- 「大村益次郎像」(靖国神社)建立に奔走した旧加賀藩士 2005.10.23
- 財政を分析する装置=公会計(1) 2005.10.22
- 靖国神社の例大祭 2005.10.18
- 運動会 2005.10.16
- 《週》の感覚 2005.09.30
- 元号⇔西暦の換算法 2005.09.11
- 中里介山、出生地のなぞ(2) 2005.09.09
- 中里介山、出生地のなぞ(1) 2005.09.08
- 磯田道史『武士の家計簿』新潮新書(2003年)(1) 2005.08.27
- 岡義武『山県有朋 -明治日本の象徴-』岩波新書1958(1) 2005.08.14
- 李鴻章の激怒 2005.08.07
- 民権ばあさん 2005.08.04
- 「青春」はいつから? 2005.08.01
- 徳富蘇峰(3) 2005.07.27
- 徳富蘇峰(2) 2005.07.27
- 徳富蘇峰、「便宜主義」の範例 2005.07.27
その他のカテゴリー
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