大正

2024年5月13日 (月)

書評:関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の〝イフ〟』作品社 2024年3月

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関 良基『江戸の憲法構想 日本近代史の〝イフ〟』作品社 2024年3月

本書は、関 良基氏の手になる、「明治維新」を再考する三作目の著書です。
1)『赤松小三郎ともう一つの明治維新 ―テロに葬られた立憲主義の夢』2016年12月
2)『日本を開国させた男、松平忠固 ―近代日本の礎を築いた老中』2020年7月
これで、関 良基氏の「幕末維新」三部作(すべて作品社刊行)が世に問われたと言ってもよいでしょう。

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2022年6月26日 (日)

菊池寛「私の日常道徳」大正十五年一月(1926年)

 これは、『ちくま日本文学027 菊池寛 1888-1948』ちくま文庫(2008年)pp.449-51、にあります、菊池寛三十八歳の処世訓です。作家というより、成功する実業家(businessperson)のもの、といった感がありますし、意外にも方法的人間なのだ、と思い直しました。デカルトの『方法序説』を少し彷彿とした、とまで云うと大袈裟でしょうか。下記です。

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2022年6月12日 (日)

Akutagawa Ryunosuke "Rashomon" Taisho 4 years (1915)

I read Ryunosuke Akutagawa's "Rashomon", 1915.

※参照 芥川龍之介「羅生門」大正4年: 本に溺れたい

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2022年5月19日 (木)

For what purpose does our country go to war?, by Akiko Yosano, 1918

Yosano Akiko Hyoronshu, 1985, Iwanami Bunko, pp. 192-5, "Why did you go to war?", source: Yokohama Boeki Shimpo, March 17, 1918.

 ※This article is an English translation by DeepL of our blog article "与謝野晶子「何故の出兵か」(1918年): 本に溺れたい".

 I regret to say that I believe a certain degree of military preservation is unavoidable. Just as it is necessary to have police to maintain domestic order, it is necessary for a nation to have a certain degree of military force to defend itself against international peace and trade interests.

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2020年9月21日 (月)

「戦後進歩史観」=「司馬史観」の起源について

 前回投稿の近代日本の史家の生没年に引き続き、「代替案のための弁証法的空間 Dialectical Space for Alternatives」様での議論を、弊ブログ記事にて再掲します。

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近代日本の史家の生没年

 この数日間、ブログ「代替案のための弁証法的空間 Dialectical Space for Alternatives」様のコメント欄で議論して頂き、重要なご示唆を幾つも頂きました。その一つの成果(?)を弊ブログにも投稿することとします。

氏名 生年 1912-1930年齢 没年
重野安繹 1827   1910
福澤諭吉 1835   1901
栗田寛 1835   1899
久米邦武 1839 73歳-91歳 1931
高橋是清 1854 58歳-76歳 1936
田口卯吉 1855   1905
三宅雪嶺 1860 52歳-70歳 1945
徳富蘇峰 1863 49歳-67歳 1957
山路愛山 1864 48歳-53歳 1917
Max Weber 1864 48歳-56歳 1920
津田左右吉 1873 39歳-57歳 1961
植原悦二郎 1877 35歳-53歳 1962
尾佐竹猛 1880 32歳-50歳 1946
J. M. Keynes 1883 29歳-47歳 1946
石橋湛山 1884 28歳-46歳 1973
高橋亀吉 1891 21歳-39歳 1977
三枝博音 1892 20歳-38歳 1963
福本和夫 1894 18歳-36歳 1983
三木清 1897 15歳-33歳 1945
宇野弘蔵 1897 15歳-33歳 1977
野呂栄太郎 1900 12歳-30歳 1934
大久保利謙 1900 12歳-30歳 1995
黒田覚 1900 12歳-30歳 1990
羽仁五郎 1901 11歳-29歳 1983
服部之総 1901 11歳-29歳 1956
大塚久雄 1907 5歳-23歳 1996
清水幾太郎 1907 5歳-23歳 1988
石井孝 1909 3歳-21歳 1996
川島武宜 1909 3歳-21歳 1992
石母田正 1912 0歳-18歳 1986
井上清 1913 0歳-17歳 2001
丸山真男 1914 0歳-16歳 1996
遠山茂樹 1914 0歳-16歳 2011
司馬遼太郎 1923 0歳-7歳 1996

 上記の表は、徳川末期から、昭和後半にかけて活躍された(文明)史家の生没年です。また表中の1912-1930年とは、ほぼ「大正デモクラシー」期と考えて下さい。

 このデータと、弊ブログ記事「徳川文明の消尽の後に(改訂版)/After the exhaustion of Tokugawa civilization (revised)」を組み合わせますと、いろいろ興味深い観察が得られます。その観察はまた別途にポストします。

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2020年5月 5日 (火)

徳川文明の消尽の後に(改訂版)/After the exhaustion of Tokugawa civilization (revised)

 徳川慶喜は、大正2年(1913年)11月22日に没しました。享年76歳。1868年の時点で、彼は31歳ででした。すると、不本意ながら人生の過半を、明治コンスティテューション(Meiji constitution)下で彼は過ごしたことになります。さて、そうすると、慶喜は江戸人なのでしょうか、それとも明治人なのでしょうか。

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2019年5月12日 (日)

「左翼 left wing」の語源について

 21世紀の日本において、ほぼ死語となった感がある、「左翼」。

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2018年8月26日 (日)

芥川龍之介「羅生門」大正4年(続)

以前の続きで、主人公、下人の心情の推移を箇条書きにしてみました。

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2018年7月 3日 (火)

維新=ボリシェヴィキ革命、の最大の歴史犯罪

 維新=ボリシェヴィキ革命の最大の歴史犯罪は、神仏分離=廃仏毀釈です。

 二つの点が犯罪的でした。

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