日米安保 (Japan-US Security Treaty)

2024年8月19日 (月)

「法の支配」か「法による支配」か?/ Rule of Law or Rule by Law?

 Rule of Law は、「法治主義」とは異なる。法治主義という言葉も人によって若干用法が違うが、基本的には、統治が法律によって行われなければならないとする原理であると言ってよいであろう。具体的には、法治主義は、国民に義務を課す法の定立は(細部はともかくとして少なくともその大綱は)議会のよる法律の制定という形でなされるべきこと、司法は独立の裁判所により法律に準拠して行われるべきこと、行政もまた予め定められた法規に基づいて行われるべきことを、要求するものであるとされる。このように、法治主義は、英語では rule by law と表現するのが適切な性質のものなのである。

続きを読む "「法の支配」か「法による支配」か?/ Rule of Law or Rule by Law?"

| | コメント (0)

2024年4月14日 (日)

「戦後神話」:なぜ昭和日本人は米国好きか?/ The Postwar Myth: Why do Showa Japanese Love the U.S.?

最近、以下のような質問を異国系の日本人の方から質問されました。

Q.
「岸田首相の訪米演説は本当に恥ずかしいと感じます。アメリカの走狗であってもそこまでかというぐらいに恥ずかしいです。最近オッペンハイマーの映画を見ましたが、日本の普通の人たちは、本当に被害者意識があるのでしょうか? 被爆されて死んだ人達は今、日本の対米態度を見てどう思うのでしょう。」

続きを読む "「戦後神話」:なぜ昭和日本人は米国好きか?/ The Postwar Myth: Why do Showa Japanese Love the U.S.?"

| | コメント (2)

2023年9月18日 (月)

戦後日本の食料自給率なぜ低下したか?/ Why did Japan's food self-sufficiency rate decline after World War II?

なかなか気になる新聞記事がありました。下記。

農家が8割減る日 主食はイモ、国産ホウレンソウ消滅? - 日本経済新聞(

記者自ら、コメ主食から、農水省推奨の代替主食イモで、献立し試食したところ、三日目の昼食にはギブアップしたとのこと。記事中で、半世紀後、国内農作物は下記の事態を迎えると予想されています。

上記、日経記事より。

続きを読む "戦後日本の食料自給率なぜ低下したか?/ Why did Japan's food self-sufficiency rate decline after World War II?"

| | コメント (2)

2020年9月29日 (火)

コロナ感染を拡大する在日米軍の「治外法権」/ "Extraterritoriality" of the U.S. Forces Japan to spread corona infection

 なんで沖縄でコロナ感染が大問題になるのか不思議でしたが、21世紀日本においては、未だに、在日米軍基地および軍関係者が、「治外法権」であったことを失念していました。つまり、日本国政府の検疫体制の外に彼らはいます。

続きを読む "コロナ感染を拡大する在日米軍の「治外法権」/ "Extraterritoriality" of the U.S. Forces Japan to spread corona infection"

| | コメント (0)

2020年5月 3日 (日)

PMアベは Constitution(国制)を改変できない(2)

 私は、よりによって「桃の節供」(三月三日)に、「PMアベは Constitution(国制)を改変できない」というあまり気分が良くならない記事を書きました。本日、憲法記念日ですので、改めて、この記事を宣伝するために投稿します。ご笑覧頂きたくお願い申し上げます。

| | コメント (0)

「国難」とはなにか

 先に、「種苗法の「改正」に反対します ― アベ売国政権の売国的法改正」という記事を本ブログに掲載しました。

続きを読む "「国難」とはなにか"

| | コメント (6)

2020年3月 3日 (火)

再掲(13年前の惜別)→ アベちん、惜別の辞 (転載:安倍内閣メルマガ)

 PMアベは13年前にも同じように無内容なことを言っています。私は一人の日本人として、愚か者を自国のPMとすることに恥辱を感じます。でも一度目はなんらかの事情でそのポストにあることは我慢しましょう。しかし、何の人間的成長もなしに十数年後、再び同じ人物が「大日本国」のPMになっている、という現実に直面してひどく当惑せざるを得ません。そこで閃きました。PMのポストに誰がなっても、仮に「日本国憲法」がamendされても、実は大日本国のconstitutionは微動だにしないのではないかと。だから愚者がPMになっても「安心」なのだと!
 では、13年前のPMアベの惜別の辞をどうぞ。

続きを読む "再掲(13年前の惜別)→ アベちん、惜別の辞 (転載:安倍内閣メルマガ)"

| | コメント (0)

PMアベは Constitution(国制)を改変できない

 PMアベに憲法改正はできません。というのも以下の事情があるからです。

続きを読む "PMアベは Constitution(国制)を改変できない"

| | コメント (0)

2020年2月25日 (火)

鹿児島駅8時38分発 わが心の集団就職列車

 なんとはなしに、あるテレビドキュメンタリーをyoutubeで見ました。

続きを読む "鹿児島駅8時38分発 わが心の集団就職列車"

| | コメント (0)

2011年2月25日 (金)

日米安保教について

 これは華夷秩序の問題というべきだろう。 <p><p><p>- no title specified</p></p></p>

名称

日米安保教

ご本尊

The United States of America

経典

日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(日米安保条約)

外典

日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定(日米地位協定)

伏魔殿

外務省、防衛省

祭司

外務省北米局員、ほか

信者

日本列島の住人のうちの約7割(?)

アメリカ合衆国政府の国務省および国防総省に極少数

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

political theory / philosophy(政治哲学・政治理論) abduction(アブダクション) AI ( artificial intelligence) Aristotle Bergson, Henri Berlin, Isaiah Bito, Masahide (尾藤正英) Buddhism (仏教) Christianity(キリスト教) cinema / movie Collingwood, Robin G. Creativity(創造性) Descartes, René Eliot, Thomas Stearns feminism / gender(フェミニズム・ジェンダー) Football Foucault, Michel Greenfeld, Liah Hermeneutik(解釈学) Hirschman, Albert. O. Hobbes, Thomas Hume, David Kagawa, Shinji Kant, Immanuel Keynes, John Maynard Kimura, Bin(木村 敏) Kubo, Takefusa(久保建英) Leibniz, Gottfried Wilhelm Mansfield, Katherine Mill, John Stuart mimēsis (ミメーシス) Neocon Neurath, Otto Nietzsche, Friedrich Oakeshott, Michael Ortega y Gasset, Jose PDF Peak oil Poincare, Jules-Henri pops pragmatism Russell, Bertrand Schmitt, Carl Seki, Hirono(関 曠野) Shiozawa, Yoshinori(塩沢由典) singularity(シンギュラリティ) slavery(奴隷) Smith, Adam sports Strange Fruit technology Tocqueville, Alexis de Tokugawa Japan (徳川史) Toulmin, Stephen vulnerability(傷つきやすさ/攻撃誘発性) Watanabe, Satoshi (渡辺慧) Wauchopte, O.S. (ウォーコップ) Weber, Max 「国家の品格」関連 お知らせ(information) ももいろクローバーZ アニメ・コミック イスラム ハンセン病 三島由紀夫(Mishima, Yukio) 与謝野晶子(Yosano, Akiko) 中世 中国 中村真一郎(Nakamura, Shinichiro) 中野三敏(Nakano, Mitsutoshi) 丸山真男(Maruyama, Masao) 佐藤誠三郎(Sato, Seizaburo) 佐野英二郎 備忘録 内藤湖南(Naito, Konan) 加藤周一(Kato, Shuichi) 古代 古典(classic) 古書記 吉田健一(Yoshida, Kenichi) 和泉式部(Izumi Shikibu) 和辻哲郎(Watsuji, Tetsuro) 国制史(Verfassungsgeschichte) 土居健郎(Doi, Takeo) 坂本多加雄(Sakamoto, Takao) 坂野潤治 夏目漱石(Natsume, Soseki) 大正 大震災 学習理論 安丸良夫 宮沢賢治(Miyazawa, Kenji) 小西甚一(Konishi, Jinichi) 山口昌男(Yamaguchim, Masao) 山県有朋(Yamagata, Aritomo) 川北稔(Kawakita, Minoru) 幕末・明治維新 平井宜雄(Hirai, Yoshio) 平川新 (Hirakawa, Arata) 思想史(history of ideas) 感染症/インフルエンザ 憲法 (constitution) 戦争 (war) 折口信夫 文化史 (cultural history) 文学(literature) 文明史(History of Civilizations) 斉藤和義 新明正道 (Shinmei, Masamich) 日本 (Japan) 日米安保 (Japan-US Security Treaty) 日記・コラム・つぶやき 明治 (Meiji) 昭和 書評・紹介(book review) 服部正也(Hattori, Masaya) 朝鮮 末木剛博(Sueki, Takehiro) 本居宣長(Motoori, Norinaga) 村上春樹(Murakami, Haruki) 村上淳一(Murakami, Junichi) 松尾芭蕉(Matsuo Basho) 柳田国男(Yanagida, Kunio) 梅棹忠夫(Umesao, Tadao) 森 恵 森鴎外 (Mori, Ohgai) 概念史(Begriffsgeschichte) 歴史 (history) 歴史と人口 (history and population) 比較思想(Comparative Thought) 法哲学・法理論/jurisprudence Rechtsphilosophie 清少納言(Sei Shōnagon) 渡辺浩 (Watanabe, Hiroshi) 湯川秀樹(Yukawa, Hideki) 環境問題 (environment) 生活史 (History of Everyday Life) 知識再生堂 (Renqing-Reprint) 知識理論(theory of knowledge) 石井紫郎(Ishii, Shiro) 石川淳(Ishikawa, Jun) 社会契約論 (social contract) 社会科学方法論 / Methodology of Social Sciences 禁裏/朝廷/天皇 福沢諭吉 (Fukuzawa Yukichi) 科学哲学/科学史(philosophy of science) 米国 (United States of America) 紫式部(Murasaki Shikibu) 統帥権 (military command authority) 美空ひばり (Misora, Hibari) 羽入辰郎 (Hanyu, Tatsurou) 自然科学 (natural science) 荻生徂徠(Ogyu, Sorai) 華厳思想(Kegon/Huáyán Thought) 藤田 覚 (Fujita, Satoshi) 複雑系(complex system) 西洋 (Western countries) 言葉/言語 (words / languages) 読書論 (reading) 資本主義(capitalism) 赤松小三郎 (Akamatsu, Kosaburou) 身体論 (body) 近現代(modernity) 速水融(Hayami, Akira) 進化論(evolutionary system) 選択的親和関係(Elective Affinities / Wahlverwandtschaften) 金融 (credit and finance) 金言 関良基(Seki, Yoshiki) 靖国神社 高橋 敏 (Takahashi, Satoshi) 鮎川信夫 (Ayukawa, Nobuo) 麻生太郎 (Aso, Tarou) 黒田 亘(Kuroda Wataru)