宮沢賢治(Miyazawa, Kenji)

2022年5月 5日 (木)

心の扉の開き方/ How to open the door to the heart

「心の扉には取っては内側にしか付いていません。外側には取っ手がないのです。」P.12
「先生、俺たち能力はあるが学力がないだけなんだよ!だから、先生、俺たちに勉強教えてくれよ!」P.75

『ぼくに方程式を教えてください ー少年院の数学教室』集英社新書2022年3月
高橋一雄、瀬山士郎、村尾博司共著

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2020年9月24日 (木)

「縁」と社会/ Nidana [fate] and society

承前
 「数奇な」とは、まさにこのことなのでしょう。他所さまのブログのそれもコメント欄を介して、大事な言葉が(それと知れずに)託されていたことに気付くとは・・。この交流の場を提供して頂いているブログ主である関良基氏西村玲氏へ導いて頂いた睡り葦氏、そしてこの「縁」を作ってくれていた故西村玲氏に感謝いたします。

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2020年4月29日 (水)

「幻なき民は滅ぶ」Where there is no vision, the people perish

 もし、言葉を操る人々に、辛うじて世に存在する意味があるとするなら、どれほど絶望的な状況においても 、疲れている人々に代わって、幻(vision)を見、伝えることではないか、と思う此の頃です。
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2013年12月29日 (日)

ぼくはきっとできるとおもう。なぜならぼくらがそれをいまかんがえているのだから(宮沢賢治)/ I'm sure we can do it, because we're thinking about it now. (Kenji Miyazawa)

「・・・。そこへ夜行って歌えば、またそこの風を吸えば、もう元気がついてあしたの仕事中からだいっぱい勢がよくて面白そうな、そういうポラーノの広場をぼくらみんなでこさえよう。」

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2007年5月11日 (金)

「憎むことのできない敵を殺さないでいいように早くこの世界がなりますように」

「ああ、マヂエル様、どうか憎むことのできない敵を殺さないでいいように早くこの世界がなりますように、そのためならば、わたくしのからだなどは、何べん引き裂かれてもかまいません。」
宮沢賢治「烏の北斗七星」(1924年)

 賢治の、腹の底から絞りだす静かな慟哭。これがまことの仏教者か。今、この瞬間、混乱のバグダッドに、そして他の戦闘地帯に、心の中で同じ言葉を叫んでいる数多くの若者がいよう。戦闘で敵を殺すことの耐え難い痛みと辛さを、これほど直裁に強く訴えかける文学を私は他に知らない。この作品が一人でも多くの方たちに読まれることを望む。

*私は下記記事でこの作品を知った。不明を恥じるばかりである。
王敏「賢治ー時空を超えて語りかける」

**下記も参照されたし。
宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス

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2005年11月29日 (火)

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない(宮沢賢治)

序論

……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……

おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である

…………

農民芸術概論綱要(1926年)
宮沢賢治

下記も参照されたし。

*王敏先生

**村上春樹・宮沢賢治・アリジャン

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